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能「隅田川」をモチーフに「最初からそこにある悲劇」「救いがない中の救い」を描いた意欲作。川のほとりに立つ集会所。その日行われる通夜の担当者と、片付いていない前日の祭りの担当者が鉢合わせ…ケータリング業者の新人店長は祭と通夜に振り回され、「家族を探す」男までやってくる。さらにそこへ30年ぶりに町へ帰ってきた青年が加わり、彼が抱えるその30年前の川の事故の思い出と、この日の通夜が思わぬ方向でつながる…
江戸時代から続いてきたらしい和菓子屋「亀屋権太楼」が、経歴の捏造に端を発した騒ぎで存続の危機に立たされる。新しい社長は評判の人格者。彼なら道を誤らないはずだ。店、家族、そこに関わる人たちの10年間。場所も時間もとばしながら、視点を変えて人々の営みを俯瞰するMONOの新たな試み。善人と悪人の境界線はどこにあるんだろう? 私たちは誰に味方すればいいのだろうか?