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三組の家族が直面する「老い」を巡る出来事を書く!高齢化社会といわれて久しい今の日本で起きている、免許返納・介護や認知症を巡る問題を取り上げる・・・第一話「リアの足」・第二話「染地の桜」・第三話「ばあちゃんは大丈夫」。登場人物の抱える悩みや希望を通して、「老い」を自然に受け入れることが出来るような何かが見つかれば、ひとつのきっかけとなればと願い制作いたしました。
認知症を患う祖父、施設への入所を頑なに拒む祖母。家のローンに子どもの学費、父母が離職して介護をするわけにはいかない。祖父の認知症が進み、祖母は転倒して入院・・・家族での介護に行き詰まる。祖父母を騙してグループホームに入所させるしかないのか?決断を迫られる横田家。全てを忘れてしまう前に、祖父が孫へ託した日記には回天特攻隊で突撃死を遂げた親友と、生き残ってしまった自身の壮絶な戦争体験が記されていた。
この町では、午後5時になると防災無線から「恋はみずいろ」のメロディーが流れる。青年は母親の行方を追ってこの町にやってきた。この町は母親の故郷で、認知症になった祖父が老人ホームで暮らしている。祖父は青年のことを覚えているのだろうか。そして、母親はこの町のどこかにいるのだろうか。メロディーが鳴り止むと、青年は意を決して老人ホームのエントランスへと足を踏み入るーー。
「認知症」から発想した岩崎正裕の作・演出作品。舞台にはピアノがひとつ、弾けなくなった演奏家が迷い込む世界をそのままに描いていく。記憶とはなにか、失くしてしまうことは悲惨なのか、迷宮をめぐる物語。 ピアノの生演奏でクラシックの名曲を多数ちりばめた構成で、劇団の新たな側面を打ち出したと高い評価を得た。
老人ホームに入居している97歳の岡谷正雄は、介護職員が提供するレクリエーションに腹を立てていた。彼は命を懸けることができるレクリエーションを欲し、介護職員は「生前葬をしましょう」と提案する。それから月に一度、岡谷は死ぬことになった。今日も岡谷のレクリエーション葬がはじまった。たまたま居合わせた入居者も参列することになる。そこで突然、岡谷はある入居者に対して、自分の息子「隆」だと、名前を連呼し始めて
高齢化社会の難治の病であるアルツハイマー病。病気の進行により、記憶によって形作られる個人のライフヒストリーが不確かとなり、パーソナリティーまでも変貌する時、愛はどう記憶されるのだろうか? 本作はアルツハイマー病で記憶を失っていく医師と、消えゆく過去に翻弄される家族の物語である。魂と心の深淵をドラマによって探る濃密な舞台作品。綿密な取材と圧倒的な描写で病の世界に漂う主人公の心象風景と、その修羅の家族