2016年結成。岩手県盛岡市を拠点に活動。
創作にはメンバーが等しく関わり、個人的な記憶を出発点にして、モノローグとシーンをシームレスに重ね、全体像を描いていく。
足を運んでくださったお客さんが、観劇を通じてささやかにでも「何か」(他者や自分や世界)を好きになれるかどうか、が基準。
かながわ短編演劇アワード2021戯曲コンペティションにてグランプリを受賞。
2023年、関東圏で行われた演劇コンクール3本に出場。同年での出場は史上初。
コロナ禍における社会の変化と状況を、岩手県盛岡市のとある牛丼チェーン店でアルバイトをしている作者自身の目線から語った作品。作者は、都市部を訪れた際には、その牛丼チェーン店に客として通っていた。そのため、店舗のシステムの違いなどを目の当たりにし、牛丼チェーン店を通して、都市と地方の格差を感じていた。岩手県は、コロナウイルスの感染者が最後まで出なかった県であるが、今年の4月末から5月にかけては、全国で
冬芽TheatreWeeks WEEK2
「それぞれの限定された視点からモノローグを語ることにより、逆に外に広がる世界・他者のことを想像していく」ということを下地にした『スコープ作品群』の中の一作。クリスマスが近づいたある夜、パートナーとの何気ない会話から、男は追憶の旅に出る。男の追憶は、以前お付き合いしていた方のもの、パートナーのもの、幽霊のものへと移り変わっていく。過去・現在・未来の往来の中で「人と人が一緒に居ること」をじんわりと感じ