2005年の設立以来、「福岡にエンタメの灯りを!」をコンセプトに映画,演劇の製作、公演活動をしてきました。公演等の定期的な実施と福岡を中心に所在するホール,施設のでの実施とが相まって、街おこしや街の活性化に一助を担っています。映画、演劇に馴染み深いコアファン層に限定せず、今まで観る機会がなかったという層にも観賞して頂くことを目標とし、祐域な演目を厳選して公演、制作、企画を実施しています。
メロスは、妹の結婚の品を買うのに町を訪れたが様子がひどく暗く落ち込んでいた。その原因が多くの人を処刑している暴君と聞き激怒する。創作の契機に壇一雄と井伏鱒二との熱海の宿でのエピソードがある。太宰治が借金をしていた壇に対し井伏との談笑に明け暮れて約束を反故にした経過がある。壇に責められた太宰は「待つ身が辛いかね。待たせる身が辛いかね。」と逆に聞き返し、友情を信じられるか否かの問答を吹っかけたという。
この演目はシェイクスピアの初期の喜劇作品。幼少の頃、生き別れになった双子の兄弟アンティフォラスと、双子の召使いドローミオがエフェソスの街で騒動を繰り広げる物語。新型コロナウイルスの影響で芝居離れが進む中、様々な劇団の役者が原点に戻り、お芝居の面白さを広め以前のような活気を取戻す契機になればという思いで、2020年12月の演劇「ロミオとジュリエット」に引き続きシェイクスピア劇を公演しました。