西瓜糖第9回公演
昭和40年代の東京 文化人類学の教授である城戸崎裕介(中尾)は妻・志穂(山像)娘・裕子(磯部)と平穏で暖かな日々を送っていた。そこに不意に訪れた輝くばかりの田舎の青年、坂幹人(三津谷)。そしてまた、導かれるようにやってくる一人の女――澤野麻巳(奥山)。一つ屋根の下に集う者たちの糸が、少しずつ少しずつ絡まりだし、不協和音を奏でていく……。
夏のある日。東京の住宅地にある吉野家の庭ではバーベキューが行われていた。それぞれ独立した三人の子供たちもやってきて、昭和の遺物のような頑固な父・義男もご機嫌。だが長男・義和、次男・義明の思いがけない告白から事態は急変する。なんとかとりなそうとする長女・仁美。だがついに母・邦子が義男に放った一言が全員の目をテンにさせた。「死んでまで、あなたとおんなじお墓に入りたくないのよ」・・。家、夫婦、家族、高齢
