西瓜糖第9回公演
西瓜糖第9回公演
昭和40年代の東京 文化人類学の教授である城戸崎裕介(中尾)は妻・志穂(山像)娘・裕子(磯部)と平穏で暖かな日々を送っていた。そこに不意に訪れた輝くばかりの田舎の青年、坂幹人(三津谷)。そしてまた、導かれるようにやってくる一人の女――澤野麻巳(奥山)。一つ屋根の下に集う者たちの糸が、少しずつ少しずつ絡まりだし、不協和音を奏でていく……。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
西瓜糖は役者、作家の山像かおり(筆名 秋之桜子)と奥山美代子、制作 渋井千佳子の演劇プロデュース集団である。
2012年の旗揚げは劇場の記録になる動員をし、その後コロナ禍以前は複数回2000席以上を完全完売している。作品の特徴は日本語の美しさにこだわりながら人間の営みが社会と如何に絡まってきたかを描き、人間のひたむきさと恐ろしさを活写する。また様々なジャンルの演劇人が化学反応を起こし、お互いの芸術活動を高めあっている。