東京にやってきた恋する人魚の、憧れと欲望に満ちた85分の現代ファンタジー。変貌していく舞台美術とドラムパーカッション生演奏で贈る、2018年上演の小沢道成ひとり芝居。
拠り所なき「この世」に捧げる、生と死のセンス・オブ・ワンダー。《セミヘブン(その世)》、それは「この世」と「あの世」の間にあるもの。人々がいのちをアップロードしてクラウド化する社会に、とある母子がいた。中年を迎えた息子を、年老いた母は忘れつつある―劇団しようよ、旗揚げ10周年の〈救済劇〉
二極化した格式のある星。気候の安定した「幸せの国」の裏では、異常気象が続く「しわ寄せの国」が存在する。舞台は施設から流れる科学物質に汚染された小さな霧の街。天候操作を止めるためパース・ギルドが立ち上がる。彼の指揮の元に、元工場長や武器商人など五人が集まり戦闘車両を製作する。空を隠し続ける霧は五感を蝕み死期は近づいてくる。これは四季を取り戻す革命の物語。