ARICA+越田乃梨子 終わるときがきた
今作は、サミュエル・ベケットの戯曲「ロッカバイ」に触発され創作した。
「ロッカバイ」は、家の中で死と向かい合う老女の孤絶を描いていたが、今作は、公園にいる家を失った一人の女にフォーカスした。帰る家を失った女が、かつて住んでいた幻影の家に戻っていく思いにとらわれている。
コロナ禍で仕事や家を失い、公共の場でさらに孤独を深める人たち、その老い、死など現代社会の課題を鮮明に浮彫にする。さらに、今もなお世
Theater Company ARICA
2022.12.10 収録