AI・HALL中学高校演劇フェスティバル特別企画
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とある漁村ではついに人魚を捕まえることに成功した。近年、村の漁師が海に出るたびに行方不明になっておりそれが人魚の仕業だった。 捕まえられた人魚はある兄妹の家にとりあえず置かれることになったが、それはふてぶてしい態度でどこから美声がと思われるような女だった。頼りにならない兄のせいで世話をすることになった妹はほとんど参っていた。人魚は捕まったのに不漁は続く。空はあんなに青いのに皆の表情はいまいちだ。
深津篤史の作品のモチーフの一つである阪神淡路大震災を描く作品。舞台は、倉庫の様にも、船の甲板のようにも見える。亡くなった友人の命日に集まる男女4人、別居中の妻を震災で失った男や別れ話の女性カップルなど、喪失感を抱えた人々が非日常の時間の中で交錯する。
京都芸術センター舞台芸術賞2007ノミネート作品
とある公園にひとりたたずむ認知症の中年女性が見る風景。そして微かに聴こえてくるオペラの名曲の鼻歌。それは現実の出来事か、それとも彼女の記憶、あるいは想像か。録音された俳優の台詞はすべてスピーカーから聴こえてくる。その音声と俳優のパフォーマンスの大半にはズレ(時差)があり、過去の声と現在の身体が交差する舞台を見つめる観客にとっても不思議な鑑賞体験となる。
