本作は、日本映画の女性監督第一号である坂根田鶴子の物語。編集もこなす助監督として、溝口健二に認められた坂根は、『初姿』で監督デビューを果たす。しかし、日本国内では一本しか劇映画を監督できず、満映(満洲映画協会)に移り、文化映画(ドキュメンタリー映画)の監督として活躍する。そして戦後、坂根を訪ねたある者たちから、満映で作った映画『開拓の花嫁』が、国策のプロパガンダ映画だったと非難を浴びるのだが、、、
1952年、新派にて初演された『京時雨濡れ羽双鳥』は、京都鴨川に架かる木橋の下に住む謎多き女・ゆきを中心に、若い巡査や盲目の親子らが織りなす物語。(今回、俳優座としては初演)。『花子』は、娘の「花子」と養鶏している「花子」を対比する母親の思いをのどかな農村で展開する短編。1950年、俳優座創作劇研究会にて初演。ともに俳優座の座付作家であった田中千禾夫の戯曲。前者は能、後者は狂言に着想された二編を同
