富士山の北西に広がる青木ヶ原樹海。その地下数百メートルにある地下大空洞アガルタでは祭りを明日にひかえ、草原に一頭のナウマンゾウが鎖で繋がれている。そんな草原を見下ろす丘の上に建てられたペンションのロビーでは、東京からやってきた地上人の大学生、城之内が手当てを受けている。どうやらここに来る道中で転んだようだ。手当てをしている元恋人の美咲は、アガルタにルーツをもつ女性で、明日の祭りに参加するらしい。選
女性芸術劇場17回目を迎える本公演では、日本の女性写真家のパイオニア・山沢栄子をモデルにし、モダン大阪を舞台に活躍した写真家の物語を関西舞台芸術の精鋭を結集して描きます。また、関西の各分野の女性パイオニアが日替わりゲストで出演します。
年を越したか、あるいは越していないか定かでない時間。マンションの一室に困窮するふたりの姉妹が横になっている。妹は、じっとしている姉が死んでいるのを知るのが怖くて声をかけられないまま、やはりじっとしている…2011年に大阪で起きた事件に基づいたフィクションの演劇作品。初演は2015年に小さなギャラリーでおこなわれた。切り詰められた台詞と引き伸ばされた時間を通して、大都市における「餓死」を描く。
京都芸術センター舞台芸術賞2007ノミネート作品
とある公園にひとりたたずむ認知症の中年女性が見る風景。そして微かに聴こえてくるオペラの名曲の鼻歌。それは現実の出来事か、それとも彼女の記憶、あるいは想像か。録音された俳優の台詞はすべてスピーカーから聴こえてくる。その音声と俳優のパフォーマンスの大半にはズレ(時差)があり、過去の声と現在の身体が交差する舞台を見つめる観客にとっても不思議な鑑賞体験となる。
