富士山の北西に広がる青木ヶ原樹海。
その地下数百メートルにある地下大空洞アガルタでは祭りを明日にひかえ、草原に一頭のナウマンゾウが鎖で繋がれている。
そんな草原を見下ろす丘の上に建てられたペンションのロビーでは、東京からやってきた地上人の大学生、城之内が手当てを受けている。どうやらここに来る道中で転んだようだ。
手当てをしている元恋人の美咲は、アガルタにルーツをもつ女性で、明日の祭りに参加するらしい。
選ばれし百人の狩人が、槍一本でナウマンゾウに立ち向かうという野蛮な祭りに。
京都府出身。劇作家・演出家。2000年にA級MissingLinkを旗揚げ。大阪を拠点に活動する。社会や個人の問題に鋭く迫りつつも、軽やかで、おかしみを大切にした作風に定評がある。 『小屋ヲ建テル』で若手演出家コンクール2002最優秀賞受賞。 『裏山の犬にでも喰われろ!』で第16回OMS戯曲賞佳作受賞。 『限定解除、今は何も語れない』で第19回OMS戯曲賞佳作受賞。 『或いは魂の止まり木』で第21回OMS戯曲賞大賞受賞。 脚本と演出を担当した『富士山アンダーグラウンド』で令和6年度大阪文化祭奨励賞を受賞。
