1999年、ノストラダムスの大予言の年、日本では「世界の終わり」を疑似体験するシュミレーションゲームが流行るなど「最後の一日をどう過ごすのか」が一番の関心事となっていた。大手広告代理店では「ラストデイプロジェクト」と称し、「世界の終わり」を盛り上げるために、ベトナム難民の超能力者、ジョン・マイケル・パオという青年をカリスマとして祭り上げる。消費し続けることに飽きた人々は「悔い改めよ」というパオのメ
劇団「ラッパ屋」第19回公演。戦前から戦中にかけての日本映画界の物語。無声映画からトーキーへ。痛快な活劇から戦意高揚の国策映画へ。時代の変遷に巻き込まれる映画人の悲喜こもごもを、大部屋俳優からスターへ駆け上がっていく主人公・紅三十郎を中心に描く。