総勢24名出演の大掛かりな作品。会場はアクリル板や金網で仕切られた小部屋がいくつも配置され、動物園のように各所で同時多発パフォーマンスが展開される。後半は部屋がすべて持ち上げられポッカリ空いた空間で縦横無尽に走り回るパフォーマンスが展開される。
2010年3月21日。1999年10月より10年間活動を続けてきたM-laboratoryの活動停止公演として上演された作品。一度きりの活動停止という三浦宏之のコンセプトから、アサヒアートスクエアにて1ステージのみの上演となる。動き続けてきたものが、停止する瞬間。それは身体においても、時間においても、空間においても同じ条件によって、同じ状態を伴って立ち上がる。踊りが立ちあがる瞬間と、それが停まる瞬
戦争三部作最終章となる作品。本作より上村なおかが参加。イメージの根底にあるのは戦争によって荒廃した都市とその復興がもたらす記憶の変遷。広島や長崎、沖縄、911のNYを始め、有史においてこれまで世界において無数の都市が廃墟と化し、そしてその多くが、新たな都市として再興されてゆく。それらの時間経過と都市空間の変貌が、人々に刻まれた戦争の記憶を、一つの結晶に変えてゆく。語り継ぐことと忘れ去ること。その間
JADE INTERNATIONAL DANCE FESTIVAL 2006参加作品。舞台中空に3.6m×2の四角柱の骨組みが浮かび、フロアには椅子が一脚と生花とブラウン管テレビが配置される。ブラウン管が映しだすのはサンドストームのみ。自我を失い、狂気へと向かう人の様を描く、インスタレーション色の強い空間。作品中、空間は舞台美術によって歪みながら変容し、人は幼少の記憶の中に本来の自らの姿を映しだす
作品ノート:ヒトの移動は10万年前にアフリカ大陸から始まったと言われている。 そして今現在も世界で起こっている。 移動するという行為はあらゆる文明の発展を促しているが、同時に衝突を引き起こす原因ともなっている。 身体の移動行為自体が、コミュニケーションを誘発させる。ヒトは何故身体を移動させるのか。 どれだけ移動してみたところで、それは小さな庭を行き来しているに過ぎないのだ。 それでも、私たちには身