二人の演劇作家が一つの文学作品を異なる演出で連続上演する「文豪コネクション」。
今回は夏目漱石の初期作品『坊っちゃん』を泉寛介(baghdad café )とくるみざわしん(光の領地)が構成・演出します。文豪たちの名作を様々な角度から再発見する「文豪コネクション」にぜひお越し下さい。
なお、本作品は、大阪と愛知、二都市間での舞台芸術交流プロジェク「AAFリージョナル・シアター2014~大阪と愛知vol.1~」(主催:公益財団法人愛知県文化振興事業団)に参加し、愛知公演(8月1日~3日:愛知県芸術劇場小ホール)を実施します。他地域との交流をはかりながら、さらなる活動の場を広げていく大阪現代舞台芸術協会の活動にご期待ください。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
NPO法人 大阪現代舞台芸術協会(愛称DIVE)は、前身となる関西演劇人会議をへて阪神淡路大震災(1995年)を大きな契機として1997年に設立されました。演劇の社会への寄与と、環境整備に取り組み、さらなる事業の展開のためNPO法人化しています。
関西小劇場を支え、数多くの劇団を世に送り出してきた中島陸郎さん。そんな中島さんとゆかりのある4人の劇作家たちが、中島さんへのオマージュとして書き下ろした短編戯曲を40名以上の男女が演じます。演劇プロデューサーであると同時に、詩人でもあり、劇作家でもあった中島さん自身の言葉も盛り込んで、「人間・中島陸郎像」に迫ります。
群像のロマンを目指し、奔放な語り口で定石外れのウソを描こうとした織田作之助。その精神を受け継ぎ虚構をでっちあげ、織田の小説から夫婦のありようや下町の人間模様になつかしい大阪の人情をにじませた『オダサク、わが友』。本作は、北村想が脚本を書き下ろし、新国立劇場での作品上演にて評価の高い深津篤史が演出を手掛け、2011年3月に初演されました。今回、初演時のキャストに、新たなメンバーも加わり、予断を許さな