江戸音楽の巨匠たち~その人生と名曲
江戸音楽の巨匠たち~その人生と名曲
今日の私たちに伝えられてきている「江戸音楽」を、その時代にあって創り、育んだ巨匠たちに焦点を当てたシリーズ。
第9回は日本一のメロディーライター 作曲の秘密に迫る 三世杵屋正次郎
対談 竹内道敬、徳丸吉彦
「元禄風花見踊」
唄 東音本多貞子、東音大森多津子、東音青島静子、東音小林百合、東音小山孝恵
三味線 東音大塚睦子、東音岩田喜美子、東音新井康子、東音植松美名、東音佐々泰子
「正次郎連獅子」
唄 稀音家義丸、杵屋勝彦、杵屋勝吉治、杵屋三美郎、杵屋佐喜
三味線 稀音家助三朗、稀音家祐介、稀音家六公郎、稀音家一郎、岡安喜三郎
囃子 堅田喜三久社中
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
日本製鉄文化財団は、紀尾井ホールを拠点に音楽分野(洋楽および邦楽)における音楽家の育成、演奏会等の開催、優れた音楽活動に対する支援を目的として1994年に設立されました。クラシックコンサートホール(紀尾井ホール800席)、日本の伝統音楽専用ホール(紀尾井小ホール250席)において、当財団はホール専属のオーケストラである紀尾井ホール室内管弦楽団の運営を始め、クラシック音楽、日本の伝統音楽公演の企画・制作等を行っています。これらを通じて我が国の音楽文化のさらなる発展に寄与することを目指しています。
江戸三味線音楽の変遷
幕府が開かれた後の江戸の三味線音楽がどのような変遷を辿ったのか元禄14年(1701)から寛延3年(1750)まで元禄というバブルが始まり、やがて下火になって享保の改革(1723頃)で政治の立て直しが図られました。音楽では初代都一中が下り、河東節が始まり、江戸長唄が生まれ、常磐津が誕生しました。上方では「曽根崎心中」が初演されましたが、心中狂言の上演禁止になりました。お話 竹内道敬一中節「お夏笠物狂
当代の至芸を、芸談と演奏で余すところなく存分に堪能する「きく会」品格高く舞台全体を一つにまとめ上げる鳥羽屋里長の磨かれた芸を存分にご堪能ください大薩摩「楼門五三桐」 唄 大薩摩文清太夫林雀(鳥羽屋里長) 三味線 杵屋五七郎独吟「るりのつや」 唄 鳥羽屋里長 三味線 杵屋栄津三郎、杵屋五七郎対談 鳥羽屋里長、岡崎哲也「紀文大尽」 唄 鳥羽屋里長、吉住小良次、鳥羽屋長秀
邦楽 華麗なる技
邦楽の「技」と通じてその楽しさを堪能するシリーズ。長唄では合奏の技が花開く「合方」をお楽しみください。出演 唄 杵屋巳津也、東音味見純、杵屋巳之助、今藤龍之右、日吉小八郎 三味線 今藤長龍郎、松永忠一郎、今藤政十郎、今藤龍市郎、稀音家一郎 囃子 堅田新十郎社中 聞き手 朝丘雪路演奏 合方集「チンチリレン」「髪洗い」などより 「呼応」杵屋正邦作曲 「勧進帳」
江戸三味線音楽の変遷
幕府が開かれた後の江戸の三味線音楽がどのような変遷を辿ったのか明治22年(1889)から明治33年(1900)まで。本シリーズの最終回公演文明開化から三十年、せいじてきにもぶんかてきにも激動の時代から生まれた、今もよく演奏される名曲が登場します。お話 渡辺保清元「青海波」(1897年) 浄瑠璃 清元志寿雄太夫、清元清美太夫、清元一太夫 三味線 清元志寿造、清元美三郎 上調子 清元美十郎