本島北部国頭村辺土名のハンドー小という娘の悲恋物語。ある日ハンドー小は台風で遭難した伊江島の島村家の男・加那の世話をする事になる。そのうち二人はお互いに心を通わせる深い仲になっていく。ところが加那には伊江島に妻がいた。迎えに来た妻に連れ戻される加那は、ハンドー小には何も言わずに帰ってしまう。互いに愛を誓いあった加那に心変わりがあるはずがないと信じているハンドー小は、従妹のマチー小と船頭主の取り計らいで伊江島に渡る。しかし信じていた加那や島の人たちに冷たくされ、加那の父には酷い暴力を受けることになる。とうとうハンドー小は城山で自ら命を絶ってしまうのだが、その怨念は・・・。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1959年に劇団おもと座を初代座長松村宏志が立ち上げ、1976年~1991年の
約15年間、県内の各学校で公演し島言葉や沖縄の芸能を広める活動に尽力。
後に学校公演の際、多くの子供達を星に例えて「劇団群星」に改名、その後
座長が他界、二代目座長宮里良子が襲名し今日に至ります。
初代座長の志を継承し、演劇界の若手育成、沖縄芝居を通して若い世代に、
しまくとぅばの継承普及に務めています。