Dance New Air 2016
Dance New Air 2016
私は「私」になる為に装う。
舞台が求める「私」と私の間を埋めるため、衣装に着替えてステージに立つ。
装うことで私は自分を護り、身を隠し、演出し,誇張し、ときに他を偽り、また威圧する。
装いは私と「私」との輪郭の隙間を埋め、ときにはそれを消滅させる。
「La Mode (ラ・モード)」は現代の宗教とも言われるファッションを軸に、浮かび上がる<境界>を視覚化させたパフォーマンス作品である。60分のこの作品の中では、光/闇、男/女、若/老、美/醜、私/他者、ここ/彼方といった様々な境界が呈示され、消されていく。10人の美しいダンサーがドレスを脱ぎ捨て、別の衣服に袖を通す瞬間、包まれる身体性が増幅し,新しい力が注がれる事を目撃する。
規律、道徳、分別、ヒエラルキー、私達が身に着ける衣服には、(ワズラワしい)コードがいろいろと張り付いている。これらの符号の意味を一度揺るがしてみること。そのようにして「La Mode (ラ・モード)」は始まった。
―向井山朋子
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
2年に1度、東京・青山で開催しているダンスフェスティバル 。劇場でのダンスパフォーマンスの他にも、ダンスフィルムの上映、ブックフェア、屋外パフォーマンス、ダンスショウケースなど、ダンスとの出会いを多面的に提案している。
Dance New Air 2016 プレ公演サイトスペシフィックシリーズvol.1
慣れ親しんだはずの日常風景をさりげなく非日常へと反転させた『Borrowed Landscape-Yokohama(横浜借景)』 から3年-。ハイネ・アヴダルと篠崎由紀子は、今年30周年を迎えるスパイラル [建築:槇文彦] の空間を舞台に、ヨーロッパと日本のアーティストによる国際共同制作『“distant voices ‒ carry on』”~青山借景』に取り組みます。スパイラルの屋内外、一般に
Dance New Air 2018
6月初旬、なんら先入観も持たず、会場にて行われる初回の打ち合わせに向かいました。そこには、僕たちにとっては初めて見る形状の 舞台となる、イサム・ノグチさんの石庭「天国」という名の作品が美しく広がっておりました。さらに、今回コラボレーションさせて頂く、草月流山田幸泉先生のシンプルな竹ひごという素材から織りなす、温かみと自然の美しさを追求した作品集とアイデアを拝見させて頂き、この環境でパフォーマンスを
Dance New Air 2016
ふちを歩く。外が白か黒か分からない。上を見る。下を見る。真っ直ぐ歩いてるようで同じ所をグルグルしているよう。帰ろうかなとか、寝ようかなとか、巡るだけでは出会えない。まだ死ねない。
Dance New Air 2018 プレ公演サイトスペシフィックシリーズvol.2
人と人が在る中に生まれる縁。人と関わることによって変化していく世界観。絡まり、千切れたり、先入観や見解に縛られた足かせをほどいて、隣にあるその縁を再び結んでいく。
