Dance New Air 2016
Dance New Air 2016
私は「私」になる為に装う。
舞台が求める「私」と私の間を埋めるため、衣装に着替えてステージに立つ。
装うことで私は自分を護り、身を隠し、演出し,誇張し、ときに他を偽り、また威圧する。
装いは私と「私」との輪郭の隙間を埋め、ときにはそれを消滅させる。
「La Mode (ラ・モード)」は現代の宗教とも言われるファッションを軸に、浮かび上がる<境界>を視覚化させたパフォーマンス作品である。60分のこの作品の中では、光/闇、男/女、若/老、美/醜、私/他者、ここ/彼方といった様々な境界が呈示され、消されていく。10人の美しいダンサーがドレスを脱ぎ捨て、別の衣服に袖を通す瞬間、包まれる身体性が増幅し,新しい力が注がれる事を目撃する。
規律、道徳、分別、ヒエラルキー、私達が身に着ける衣服には、(ワズラワしい)コードがいろいろと張り付いている。これらの符号の意味を一度揺るがしてみること。そのようにして「La Mode (ラ・モード)」は始まった。
―向井山朋子
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
2年に1度、東京・青山で開催しているダンスフェスティバル 。劇場でのダンスパフォーマンスの他にも、ダンスフィルムの上映、ブックフェア、屋外パフォーマンス、ダンスショウケースなど、ダンスとの出会いを多面的に提案している。
Dance New Air 2018
Dance New Air 2018のプログラムの一つで、青山通り沿いのスペース「ショウケース」を舞台に開催。新たな時代を牽引していく30歳以下の若き振付家・ダンサーたちを同世代の田村興一郎がキュレーション。10年後のコンテンポラリーダンスシーンを彼らの身体を通して体感できる注目のプログラム。
Dance New Air 2018
Dance New Air 2018のプログラムの一つで、青山通り沿いのスペース「ショウケース」を舞台に開催。新たな時代を牽引していく30歳以下の若き振付家・ダンサーたちを同世代の田村興一郎がキュレーション。10年後のコンテンポラリーダンスシーンを彼らの身体を通して体感できる注目のプログラム。
Dance New Air 2014
幸せとは。無意識でも意識的でも、選んだ結果で今がある。 「赤い靴」を選ぶ人生、選ばない人生。「赤い靴」を履かずにいられない欲望の源は、何にあるのか、「赤い靴」に焦点を合わせない女は、何に怯えているのか。思いも掛けないきっかけで、もともと眠っていた種は目を覚ます。 女は無意識に危ないことを知っている。 それを幸せと呼ぶのか、呼ばないのか。
Dance New Air 2016
ふちを歩く。外が白か黒か分からない。上を見る。下を見る。真っ直ぐ歩いてるようで同じ所をグルグルしているよう。帰ろうかなとか、寝ようかなとか、巡るだけでは出会えない。まだ死ねない。