本作品“BU” は、主に「舞」・「武」・「無」の3つの「ぶ」をアイデアの中心に据え、
自分自身の人間として、そしてアーティストとしてのアイデンティティーを自分
の中に見つけるために作りました。舞、武、無、歩、撫、不などたくさんの「ぶ」から
得たアイデアをもとに進むべき道を探すために作った作品です。
道はどこで始まり、どこで終わるのだろう?
(中略)
もし刀を握ったその瞬間
が始まりで死が終わりだとするならば、私はいつからこの刀を持っているのだろ
う? (中略) 刀を振りかざしても眼前の暗闇を切り裂くことはできない。
髪の毛のように細い光は遠いままである。ふと手をみる。最初から刀なんて持って
いなかったのだ。私はまだ道の始まりにすら立っていないのだろうか?
(冒頭テキストより抜粋、日本語訳)
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1913年に創建された倉庫をリノベーションした文化施設。コンセプトは「芸術文化の創造発信」と「賑わいの創出」。コンテンポラリーダンスやアートを柱に、新進アーティストを世界に発信している。フレキシブルな機能を持つホールとギャラリースペースを有し、ダンス等舞台芸術公演や展覧会、屋外広場でのイベント等を通じて横浜の文化と観光のハブ機能を担う。
横浜ダンスコレクションR 2005 受賞者公演
作品ノート:日本人は働きすぎと言われている。適度に披露を得た肉体は「誰かのために尽くした」と単純なことを教えてくれる。しかし働き過ぎて肉体が過労死直前にまで辿り着けば、意味を失い、何も語れなくなる。言うなればこのダンス作品は“誰も救えない日本労働社会” へ視線を向けている。ここは横浜の歴史を積み上げ聳え立つ赤レンガ倉庫。 シンプルなこの空間に想像の橋を建造する。それは新たな時代へ架ける橋となる。働
[作品ノート]ほぼタイトル通りの作品です。助成:公益財団法人セゾン文化財団協力:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、contact Gonzo
Futuristic Space は、時間が止まった世界の物語 です。どの時点で起こったことなのか、誰にもわかりません。ある、とてつもない出来事によって、色々な場所から見知らぬ人々が集まります。それぞれ が、複雑で暗い過去を隠し持ったまま、新たな現実 と向き合うのです。彼らは協力しあって、できる限り普通に感じられるような世界に似たものを作ろうとします。一人一人が抱える過去は、この物語を通して明らか