先日、行きつけの店の店長さんに散髪してもらっていた時、髪を「切る」に対し過不足なく「切って」いて、そうかと思い当たったことがありました。張り切るでも慣れるでも緩むでも表現するでも好き嫌いもなく、ある動詞を過不足なく体現することは実際とても難しい。日々同じ動詞に向き合う中で、飽きず過不足ない状態に辿り着くことについて、考えるところがありました。
以前ジャズピアニストが、究極のドミソが弾けたらと話していました。また知り合いのデザイナーが、一の字一つで勝負するようなデザインは、まだ自分には早いと話しているのを聞きました。削ぎ落としたい願望は、いつも個人作業の頓知問答です。あるいはシンプルにという思考を通らずに、ある時ぽかんと到達するのかもしれない。
「見立て」について考えることは、過不足のなさを考えることと似ている気がします。見立てることは、削ること捨てることのようで逆に、物事から本質を見つける作業かもしれません。「見立て」で、世界を俯瞰してみたい。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1913年に創建された倉庫をリノベーションした文化施設。コンセプトは「芸術文化の創造発信」と「賑わいの創出」。コンテンポラリーダンスやアートを柱に、新進アーティストを世界に発信している。フレキシブルな機能を持つホールとギャラリースペースを有し、ダンス等舞台芸術公演や展覧会、屋外広場でのイベント等を通じて横浜の文化と観光のハブ機能を担う。
[作品ノート]テーブルを中心に出演者3人のキャラクターと三角関係の様子を音楽に乗せ、リズムよく表現したダンス作品。一見、心情的にも複雑化しがちな、しかし、よく見られる男女の三角関係という人間模様を、できるだけ客観的に切り取ることで、その滑稽さを伝えようと仕上げた作品である。普段、日常の中で度々起こる男女劇の中の‘葛藤’、‘不安’、‘嫉妬’、‘怒り’、‘興奮’、‘期待’…など。そのような感情に、とも
作品ノート:BANANAりんごはどれですか?バナナをさす。母親は言葉を失った。人の思いは、心の中で像をつくり、音と結びつき、言葉として発せられる。母親が笑う、私も笑う。ただそれだけのことだ。
[作品ノート]ひとりエネル減・・・増。
[作品ノート] 消滅願望消えるということ そこに在ったということそこに在ったということ 確かに在ったということ