小山内家に嫁いだ桜子は、姑キヨの強烈な嫁いびりにより、ある場所から出られずに暮らしていた。
そんな中、義理の姉、幸子が出戻ってきた。ようやくそこから出ることができた桜子だが・・・
爆裂する津軽弁の響きを楽しんで頂くとともに、生々しく臭うような人間をぜひご覧下さい。
さまざまな業の上に立つ三人の強い女”嫁・姑・小姑”の日常を切り取った、津軽弁エンターテイメントをお届けします。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
山田百次の作・演出作品を上演する為に2009年に結成された劇団。
野の上 という劇団名には「社会という荒野の上に立つ人間の姿を描きたい」、そして「役者と観客がいれば芝居は野の上でも(どこででも)できる」という思いが込められている
舞台装置や照明は極力シンプルにし、生身の人間を見せることを信条とする。
騒々しくも軽快な津軽弁エンターテイメントを目指している。
青森県は六戸町犬落瀬村(ろくのへまち、いぬおとせむら)。あるタバコ農家の収穫と選別の一日。震災や昨今の嫌煙ブームの影響でタバコの売り上げは激減。このままでは離農を余儀なくされた数軒が、苦渋の選択の末、生活の為に手をだしたのは・・・長く続けてきたタバコ栽培のノウハウを活かし、愛する家族のため、農家としての誇りのため、可愛い孫のために大金を稼ぐ!
観音林まりあは、おのぼりさん。東京での生活にいつまで経っても慣れない上に、いつも鼻がムズムズ、喉もイガイガ。「私、東京にアレルギーなんだ」騙されてもほだされても友達のKちゃんとZちゃんに励まされ、彼女は今日もマスクにメガネのフル装備で、街に立つ。地方と東京、方言と標準語を行きつ戻りつ、一人のさまよえる魂の歌を津軽弁の調べにのせてお届けします。