高校2年生のユウキは、自宅の庭に祖父が建てた物置に半ば引きこもっている。
部活はやめた。進路は見えない。
孤島のような物置には電気も家具もある。
通販サイトでポチっとすれば、宅配も届く。
雨が強く降るある夜、近所には避難警報も出ていたがユウキはずっと物置にいた。
夜が明けると周囲は一変していた。まるで物置ごと違う場所に移動したようだ。
ユウキが住む物置は、その後もさまざまな場所へと旅をする。
フリーターのレナは、とある仕事に採用される。現場での力仕事らしい。暴風雨の中現場に向かうレナの目前で、バイトの一人が暴風の犠牲となる。かなりブラックなバイトだ。バイトの現場は、あらゆる場所を転々とする。
否応なしに旅に連れ出された高校生のユウキと、行きがかりでブラックバイトに引きずり込まれたレナが、多種多様な他人の言い分や生き方を見聞きし、一歩踏み出す物語。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
劇団うりんこは創立47年の歴史を持つ児童演劇の専門劇団です。
舞台が始まると、思い思い自分だけのびんを手にした人たちが登場します。びんの中になにが入っているのかは、持っている人以外は誰も知りません。たぶんそれぞれの少年少女時代の忘れられない何かが入っているのでしょう・そこでみんなでそのフタをあけ、一つ一つの思いでをつなぎ合わせ、舞台の上に、客席を含めたみんなの思い出の物語を作り出そうとします。思い出は切り取られた観念の時間、きっと現実では気が付かないものを、
手塚治虫の「ブッダ」を原作に、シャカ族の王子という与えられた身分を捨てて、自らの運命を自らの力で作り出そうとするシッダルタの成長を追いながら、青年シッダルタが”生きてある意味”を知っていく姿を熱い共感の中でダイナミックに描いている作品。
100人の宝物「子どもの頃のすごく嬉しかった思い出、すごく悲しかった思い出」を集め、スウェーデンからやってきた演出家バーント フーグルンド氏と劇団うりんこがステキなお芝居をつくりました。「長い年月生きている人も、子どもたちも同じように人生の宝物を持っている。」というメッセージが届くでしょう!
劇団うりんこ創立50周年記念作品ぼくたちは自分の人生の主役をしながら、周りの人の人生の脇役をしてるんだそんなお客様に、ぼくは、ふしぎなお話をたくさん聞かせてるんだ。すると、鍵を閉め忘れた図書室から、お話の登場人物たちが飛び出し大騒ぎに…20人以上の劇団員が、所狭しとうりんこ劇場を駆け巡る!にぎやかで、ちょっぴりきみょうなファンタジー。