55歳の万里子は家を飛び出した。「専業主婦に見切りをつけて、離婚覚悟の一大決心、あとは野となれ山となれ」飛び込んだ先は大衆演劇の旅一座。座員は三人だけである。三人は一座を立て直す為に新作の創作に取り掛かるが上手くいかない。次第にそれぞれの過去とかかえる苦悩が浮かび上がる。そして三人は大衆演劇の神様:長谷川伸の世界を目指し始める。果たして、一座の復活をかけた新作は完成するのか。大衆演劇を舞台に繰り広げられる人情喜劇の決定版!!
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
演劇・舞踊・音楽など既成のジャンルにとらわれず、観る側と、創る側がお互い夢を持てる舞台を創作し、届けたい。心を伝えられる企画・舞台創造・プロデュースを目指しています。平成6年6月、現代創作劇を創造活動の柱に演劇制作を開始。以降、旬の作家、俳優を起用し毎年2,3本の創作劇を中心にプロデュース公演を企画制作。全国ツアーを展開している。平成9年、次代を背負う若き演劇人発掘のため、オーディション選抜の「新人公演」を制作。また平成12年からは海外公演も積極的に取組み、文化交流を進めている。
直木賞受賞作家が描いた女傑を、実の娘が演ずる、熊谷真実の『鎮魂劇』!裸一貫から文字通り熊谷商店を切り盛りし、数々の苦境にも明るく立ち向かう「元気印」の女傑、熊谷清子。女優熊谷真実・美由紀を生み、永遠のヒーロー松田優作の闘病を見守った彼女を実の娘「熊谷真実」がひとりで演じきる話題作。
今世紀最大の四角関係。スーパーの鮮魚売り場で働く過激な女。会社員の夫と離婚の準備を進めている計算高い女。詩人を目指したこともある浮世離れした女。三人の女性が一人の若い男に恋をした。男はフォークシンガー。ある日、三人は男の部屋でかち合ってしまう。そして・・・淑女三人による壮絶なバトルがはじまる!!
現在、演劇界で活躍中の劇作家と個性派俳優とのバトルは予想通りの舞台を誕生させた。劇作家が仕掛けたストーリー、装置、小道具、そして一人の紡ぎ出す台詞に二重、三重に隠された複数の声。たった一人の俳優が、これらに対峙し舞台空間を埋めていく作業は、まさに芝居の醍醐味そのものであった。今回の企画は、ひとり芝居に挑戦する若き劇作家の登場である。早稲田大学在学中に「劇団笑うバラ」を主宰し、現在は他劇団の役者を集
【あらすじ】舞台は南三陸沿いにある古ぼけた理髪店。夜の7時過ぎ、営業を終えた店内で、従業員の佳子が店主の倉田の髭を当たっている。佳子がこの店で働くようになって一月半、倉田にとって彼女の存在が密かな喜びとなりつつあった。佳子と二人きりで過ごすひとときに、胸がいっぱいの様子だが、店の外は濃い霧が立ち込め、何かが起こりそうな予感...。するとそこに、店の扉を開け一人の男が入ってきた。霧が晴れるまで休ませ