1947年、敗戦2年後の沖縄――。
米軍基地から物資を盗み、東南アジア各地に売りさばく盗賊団「戦果アギヤー」たちの群れがあった。
ある時、アギヤーはとんでもないものを盗んでしまう。
原子爆弾である。沖縄の領土化を目論む米軍にとっては一大事。
一方、アギヤーは、米軍撤退と沖縄独立を目指す「琉球独立党」と手を結ぶ。
一個の原子爆弾をめぐって沖縄が揺れ動く――!
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
演劇・文化活動を通じて教育事業や地域活性に貢献するという目的を持ち、主催公演、学校公演や地方公演の上演活動をしています。
終戦間近の日本、昭和を代表する喜劇人 古川ロッパはスランプに陥っていた。新進気鋭の喜劇俳優 榎本健一、通称エノケンが台頭してきた事がキッカケだった。軽快な動きで笑いを取るエノケンの姿と比べ古臭い自身のスタイルに悩むロッパ。そんな中、2人に共演の依頼が舞い込んでくる――。日本人の笑い、そのルーツに迫る野心作。
明治時代に活躍した稀代のジャーナリスト・宮武外骨、そんな伝説の男が現代の雑誌編集部にタイムスリップしてきた?ジャーナリズムとは何か、反権力とは何か。 現代社会に一石を投じる問題作――
日本を代表する芸術家 岡本太郎。その父親にして明治初めに一世を風靡した漫画家 岡本一平と妻 岡本かの子の奇妙な愛の物語。 明治四年、当時新聞記者でもあった岡本一平はロンドンで行われる海軍軍縮会議の取材の為、家族全員で豪華貨客船「箱根丸」に乗り込みロンドンへと旅立った。取材を兼ねた家族旅行、だがその裏で一平はある思惑を隠していた。それは愛する妻かの子を殺す事だった――
――1901年、和歌山県のとある山中。 博物学者 南方熊楠と革命家 孫文。2人は英国留学中、深く親交を結んだ親友同士。 久々の再開を果たす2人だがそこで不思議な精霊の国に迷い込む。 精霊の国での奇妙な体験。そこで出会う様々な人々。 後に博物学者として名をのこす熊楠と後に中華民国の国父となる孫文。 精霊の国で、若き熊楠と孫文が手に入れたものとは?