日本を代表する芸術家 岡本太郎。その父親にして明治初めに一世を風靡した漫画家 岡本一平と妻 岡本かの子の奇妙な愛の物語。
明治四年、当時新聞記者でもあった岡本一平はロンドンで行われる海軍軍縮会議の取材の為、家族全員で豪華貨客船「箱根丸」に乗り込みロンドンへと旅立った。取材を兼ねた家族旅行、だがその裏で一平はある思惑を隠していた。それは愛する妻かの子を殺す事だった――
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
演劇・文化活動を通じて教育事業や地域活性に貢献するという目的を持ち、主催公演、学校公演や地方公演の上演活動をしています。
――1901年、和歌山県のとある山中。 博物学者 南方熊楠と革命家 孫文。2人は英国留学中、深く親交を結んだ親友同士。 久々の再開を果たす2人だがそこで不思議な精霊の国に迷い込む。 精霊の国での奇妙な体験。そこで出会う様々な人々。 後に博物学者として名をのこす熊楠と後に中華民国の国父となる孫文。 精霊の国で、若き熊楠と孫文が手に入れたものとは?
1947年、敗戦2年後の沖縄――。 米軍基地から物資を盗み、東南アジア各地に売りさばく盗賊団「戦果アギヤー」たちの群れがあった。ある時、アギヤーはとんでもないものを盗んでしまう。 原子爆弾である。沖縄の領土化を目論む米軍にとっては一大事。 一方、アギヤーは、米軍撤退と沖縄独立を目指す「琉球独立党」と手を結ぶ。 一個の原子爆弾をめぐって沖縄が揺れ動く――!
『才能があるのは俺のほうだ』 日本漫画文化の草創期、北沢楽天と岡本一平という二人の天才が現れる。 天才同士の葛藤と苦悩を描き漫画文化のルーツにせまる。
江戸末期――。田中儀右衛門は、十代前半で既に地元・久留米で「からくり師」として注目を集めていた。彼が、久留米がすりの創始者・井上伝の求めに応じ、花や蝶などの洒落た柄を織り込む技法を開発し、地元産業の発展に貢献したのが十五歳のときだった。発明の面白さに魅了された儀右衛門は、からくり人形を見せる見世物小屋の興行師として大阪で活躍する。その後、大塩平八郎と出会い、〈仕事の使命〉に開眼する儀右衛門。だが、