「日本の劇」戯曲賞2010最優秀賞を受賞した今井一隆の作品。
北関東のとある小さな町。ガラス屋に婿養子に入った兄(信一)のもとへ、弟(信二)が金の無心に訪れる。信二は過去に法事の金を使い込んだことがあり、信一にそのことを蒸し返されると、用事を言い出せぬまま帰って行く。そしてそのまま行方知れずになった。信二が父から継いだ工場が倒産し、兄弟たちの実家は人手に渡ろうとしていた。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
日本劇団協議会は、文部省認可の現代演劇で唯一の社団法人として、 1992年6月30日、新劇団協議会を母体として設立されました。 その後2008年12月の公益法人制度改革関連3法の施行を受け、 2012年3月内閣総理大臣より公益社団法人の認定を受け、同年4月1日に登記しました。 正会員は演劇創造団体で、2020年12月現在51団体が加盟。 現代演劇の振興に関する事業を行い、演劇創造団体間の交流・連携を図り、 芸術文化の発展向上に寄与することを目的とし活動しています。
平成15年度文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員として、フランスで研修した山上優の翻訳・演出・出演公演。2005年にパリのパレ・ロワイヤル劇場で初演し、2年半で600回以上のロングラン公演を行ったローラン・バフィの大ヒット作。その後国内ツアーを経て海外でも上演され、このたび日本初演。TOC(Trouble obsessinnel compulsif =強迫性障害)治療の専門医ステーン博士は、その道
平成14年度文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員として、シンガポールの演劇学校「TTRP」でアジアの総合演劇を学んだ成田独歩の演出公演。シンガポールを代表する劇作家フジール・スライマンの作品の日本初演。医療・バイオテクノロジー分野で最先端をゆくシンガポールの近未来を舞台に、自分とは?生きるとは?愛とは? 人間が生きていく上での重要なテーマを観客に問いかける。裕福な未亡人、キャサリン・リー・ある日、
平成15年度文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員として、イギリスロンドンで1年間研修した土田英生の作・演出公演。いつの話なのかは分からない。ロンドンにある日本食レストラン「有栖川」。日本食が定着しているので、どこの日本食レストランも地元の人などで賑わうのだが、ここだけは違った。ロンドンの生活に馴染めない日本人たちの吹きだまりなのだ。だったら日本に帰ればいいのにと思うような人ばかりが集まっている。例
舞台は1974年。アメリカの南部ミシシッピー州の小さな町で生まれた三人姉妹の物語。老衰の祖父の面倒をひとりでみている、異性には奥手の長女レニー。ロサンゼルスで歌手をめざすも挫折寸前、それでも弱音を吐けない次女メグ。町の有力者と結婚したものの、悩みを抱える三女ベイブ。ある日、三女ベイブが夫を銃で撃って逮捕された。久しぶりに生まれた家に集まることになった姉妹たち。果たしてそれぞれの人生の問題を解決する