ミュージカル
ミュージカル
19世紀半ばのロンドン。クリスマス・イブの宵、金貸しのスクルージはひたすら借金を取り立て、献金を拒み、人々に嫌われるばかり。
そんな彼のもとに深夜、死んだはずの友人マーレイの亡霊とクリスマスの精霊たちが現れる。彼らはスクルージを過去、現在、未来へと連れていく。幼い頃の妹とのクリスマス、イザベルとの恋と別れ、事務員のクラチットの家族や甥のハリーの慎ましいが幸せなクリスマス、そして思いもよらない未来…。
精霊が去ると、そこはクリスマスを迎えた朝。すべてはイヴの一夜の出来事だったのだ。「まだ逃しちゃいなかったんだ!」。スクルージは、街へ飛び出していった。
クリスマスを家族と過ごすために……
スクルージ役を1994年・1997年・1999年は市村正親、1995年は三田村邦彦で劇団ひまわりでは4回上演している
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1952年創立、TV・舞台・映画等の第一線で活躍する俳優を輩出。俳優の育成・演劇を通した児童・青少年の表現・情緒教育の研究・実践を行う。英国王立演劇学校・ラバンセンター他海外の養成機関とも提携。公演活動は全国的に展開、児童青少年演劇では代表作『童話の劇場』『民話の劇場』(ともに厚生省児童福祉文化賞受賞)等、文化庁主催巡回公演では15年連続採択など。プロデュース作品は『コルチャック先生』『スクルージ』等。海外交流も多く、アメリカ・カナダ縦断、イギリス、香港、オーストラリア、韓国、ポーランドで実施。
時は戦国。極楽島の海賊たちは、潮の渦巻く瀬戸内海の水先案内人として、ささやかだが自由な暮らしを送っていた。しかし、天下統一を目指す秀吉は、極楽島を瀬戸内海の要塞にしようと、明け渡しを命じてくる。全てを島民の合議(話し合い)によって決めてきた極楽島は、秀吉の配下になる事を拒み、戦う覚悟を決めた。秀吉方は刺客の伝二郎を送りこむが、彼は島の住人の海のように自由で広い心に次第に惹かれ始め、極楽島を救いたい
子どもが一番最初に出会う社会「家族」を通して、感覚的に、詩的に「相手を認める」ことを感じ取れる作品。一人っ子のヒロは「弟か妹が出来たら楽しく遊べるのに…」と思って眠りにつく。すると突然、妹のマユミが現れる。でも、マユミは泣くか、わめくか、寝ているだけ…。しかもヒロだけのものだったおもちゃも、大事なママも取られちゃう。「マユミなんかいなきゃいいのに…」でも、ヒロは次第にマユミが大好きになり、お兄ちゃ
携帯電話にインターネット、情報化社会が異常に発達し、ともすれば人間が人間らしさを失って、まわりのスピードに振り回されてしまいそうな時代です。いや、子どもの世界の方が、もっと目まぐるしいのかも知れません。この作品はそんな風潮に、警鐘を鳴らしたものです。全てにスローペースで、友達からは「ボケタ」と呼ばれている少年と、妙なことばかりするので、少しボケたと言われるおじいちゃんとが繰り広げる、ある夏休みの体
カナダのハドソン湾にある小さな孤立したイヌイットの村のお話。金髪で青白い肌を持って生まれた女の子、アナトゥ。しかし、イヌイットの掟ではそのような肌を持った者は、不幸をもたらすものとされ、同じ大地に住むことは許されない。村にいられなくなったアナトゥは、イヌイットが決して入ってはいけない神聖な森の中に足を踏み入れてしまう。そこでアナトゥは森の神に出会うのだが…