1879年琉球処分直後の若夏。国頭間切安波村から与那原へ薪を運ぶ山原船の上では、船頭が出向前の準備をしながら、海を眺めている。昨日までは嵐であったが、今日は穏やかである。その船に、那覇の辻遊郭に売られていく幼い娘カマドとアンマーが乗り込んでくる。アンマーはカマドを慰め、励まし、船頭にハーリー歌を歌うようたのむ。そのうちに、海に浮かんでいる遭難者に気づき、救助する。遭難者は昨日の嵐で遭難した阿佐地と名乗る男で、彼は琉球処分を嫌い、清国へ逃げようとする「脱清人」であった、、、。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,045円)
1994年に開催された「国際児童青少年演劇フェスティバルおきなわ」の企画・調査・準備・制作・事務局を経て結成された、舞台芸術総合制作事務所。創立以来、沖縄発信のオリジナル作品を次々に発表。国内外の芸術団体とのネットワークを築き、海外劇団、アーティストとの国際共同制作作品も多数輩出。沖縄の芸能を取り入れた意欲的な作品づくりを続けている。
これは“とてもおっかなしい話”です。朝次(ちょうじ)と安恵(やすえ)は、二人で“なんでも屋”を営む、ともだち気分の若夫婦。ある日、朝次のふるさと「ウミチル森」にピクニックに行った二人がふと気づくと。どうも誰か、いるみたい !? それは、数百年も前に出かけたっきり帰ってこない恋人を待ち続けるけなげなお姫様?・・・・。かわるがわる、朝次と安恵の体を借りて遊ぶうち、事態は思いがけない方向へ。
「テイクミー・テイクミー!」オミトおばぁが行く!英語交じりのウチナーグチで観光バスをヒッチハイク。乗り込んできたオミトおばぁ、ガイドと風変わりな運転手を巻き込み、口説、ニューミュージック、カチャーシー、ダンス、琉球舞踊・・・・・なんでもござれ・・・笑い転げながらお客もろともバスはとんでもないところへ・・・
その家の主(あるじ)は、先代の主から3人の使用人を引き継いだ若い主。使用人たちは、主のすきを狙っては仕事を怠けたり悪さばかりする困った人たち。ある日、大事な所用で出かけることになった主は、自分の留守の間に大切にしまっておいた酒を、使用人に飲まれては大変と、一計を案じて出かけていく。さぁ残った使用人たちが、おとなしくしている訳がない。酒をめぐって大騒動。その結末は・・・?!
生きていることに希望が持てない若者、山戸(やまとぅ)。生きているだけで回りを明るくしてくれる玉津(たまちぃ)。そんな二人が出逢ったとき、命がけの恋が始まる。その恋は、誰にも知られてはならない禁断の恋。ところが、二人の恋が知られてしまい・・・。引き裂かれ、遠ざけられた二人の運命は⁉そしてこの恋の行く末は⁉