トーコは大阪生まれの大阪育ち。特に夢もないまま、テレクラでサクラのバイトをしている。ある日、子供の頃に失踪した母親がよく口ずさんでいたハミングを、自分も口にしていることに気づく。母親と同じような運命を自分も辿るのではないかという恐れを抱きながら、彼女は複数の男性と付き合うことがやめられない。父親との和解、恋人からのプロポーズ…。揺れ惑う彼女はある夜、衝動的に夜行バスに飛び乗ったのだった。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,045円)
代表の益山貴司と実弟の寛司を中心に大阪で旗揚げ。家族というこの世の中における原初的なチームを団体の中心に置きながら、益山貴司の生み出す世界観を個性豊かな俳優陣の肉体が舞台に立ち上げ、劇場のみならず家、船、映画館、家屋を破壊しながらの公演など、場所を選ばないフリースタイルな上演スタイルが特長。
本多劇場にて100人の出演者によるシェイクスピアを上演するなど、骨太な演劇作品にも挑戦する。4度に及ぶ欧州ツアー、台湾公演など海外公演も積極的に展開。個々の力を持ち寄り集結した、エネルギッシュな団体である。