ローマ帝国皇帝カリギュラ(菅田将暉)は最愛の妹を亡くし、姿を消す。国政が滞り、右往左往する貴族たち。
3日後、ようやく現れたカリギュラはエリコン(谷田歩)に、不可能なことを手伝うよう、内密に頼む。その一方で、王としてあらゆる民から財産の没収を突然宣言し、人々を混乱に陥れた。
それから3年。カリギュラは、処刑、横領、貴族の妻を奪い公営売春宿で働かせる、市民の食料保管庫を閉鎖して飢饉を起こすなど、暴君の限りを尽くしていた。誰もがカリギュラを恐れたが、セゾニア(秋山菜津子)は彼の理解者であろうと努め、途方もない無償の愛をもって寄り添い続ける。シピオン(高杉真宙)はカリギュラに父を殺されながらも、詩という芸術を通して心の深いところで繋がってゆく。唯一、才気溢れるケレア(橋本淳)だけはこれ以上カリギュラを生かしておくと世のためにならないと、暗殺を計画。カリギュラは状況を察知しながらも、不可能を手に入れるべく、破滅へと進む・・・。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
演劇やミュージカルなど、さまざまなジャンルの舞台の企画制作・上演をしています。毎年夏の定番となったブロードウェイ・ミュージカル「ピーター・パン」をはじめ、ホリプロが制作する舞台「ホリプロステージ」は、多くのファンの方々に親しまれています。これまで「ムサシ」「身毒丸」「海辺のカフカ」など、故・蜷川幸雄氏演出舞台の海外公演を数多く実施し、ニューヨーク・ロンドンで高い評価を得ました。「スリル・ミー」「フランケンシュタイン」など国内の人気作を上演するほか、近年は「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」「メリー・ポピンズ」などの海外大型ミュージカルの上演、そして世界中で大ヒット中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」のアジア初上演を実現するなど、日本における舞台制作会社の地位を確立してきました。自社で企画制作し、韓国でも上演されているオリジナル作品「デスノートTHEMUSICAL」は、ホリプロ初の海外ライセンス作品となります。
ヤングヴィク劇場(ロンドン)のレジデント・ディレクターであり、英国演劇界期待の俊英、ウィリアム・オルドロイドがジャン・ポール・サルトルの戯曲の演出を手掛けた作品。英国演劇界きってのスター俳優、エドマンド・キーンはその天才的な演技とともに狂気ともいうべき破滅的な私生活を送る男としても名を馳せている。浮名を流した女性は数知れず、大酒のみで借金まみれ。キーンの新たなターゲットの女性はデンマーク大使夫人の
大災害によって壊滅した町で半壊した家に住み続ける兄と妹。 兄、晃郎は酒浸りとなったが、かつて精神を病んでいた妹、麻希子はむしろ回復しつつある。書けない作家一ノ瀬が現れ、元編集者の晃郎に「物語を書かせろ」と迫る。麻希子に想いを寄せる巡査の村田は、家を出ない兄妹の世話を焼き見守っている。純粋さと狂気のハザマにいる麻希子。一ノ瀬のために外出した麻希子は鳥居と出会い、生活のため「ボランティア」と称した仕事
一人の女をめぐり、男二人が命を懸けて闘う、愚かしいほどの愛と衝動今の時代に圧倒的に足りない、“生身の人間の熱量”を舞台上から浴びることができる、情熱的な演劇作品。 本作はスペインの伝説的劇作家、フェデリコ・ガルシーア・ロルカによる官能的な名作悲劇である。実際に起きた事件を元に1932年に執筆され、翌年にロルカ自身の演出によりスペインで初演、同年にアルゼンチンでも上演された、ロルカの3大悲劇の 1
ミュージカル 『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
2.5次元ミュージカル/舞台