「松井周の標本室」は、劇作家・演出家の松井周が「演劇」を通して世の中に思いを巡らすためのスタディ・グループである。
2020年~2022年度の活動を記録したドキュメンタリーが本作品。コロナ禍において、コミュニティを作り、オンライン会議や創作を通じて、各自のオルタナティブストーリーを生み出し、耳を傾けていく様を描く。
このコミュニティでは、松井周というアーティストの好奇心を火種として様々な人間が互いに興味を持ち、表現したくなり、発表する場を運営が整え、参加者が火を起こす竃(かまど)を目指した。人生で一度きりの大切な演目を集大成として創る人もいれば、諦めて中断した人もいた。人の話を聞く、興味を持つということ自体を楽しめた人もいた。このような、個人ベースの表現でつながるコミュニティが、現代の情報化社会や今後の高齢化社会の中で自動多発していくことを目指す。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。
2029/2/22まで
標本空間vol.1 『無選別標本集』のダイジェスト映像がこちらからご覧いただけます(ドキュメンタリー本編ではございません)
松井周が主宰する、「演劇」を通して世の中に思いを巡らすためのスタディ・グループ。
大切にしていることは 1. 自分を標本として捉え自由にふるまう 2. 経済的合理性や効率は無視する 3. プロアマの垣根を払い、集まり、表現する