舞踊

青南病院舞踊療法 発表会

アーカイブのみ

馬六苦記紀図(バロックキキーズ)

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青南病院舞踊療法 発表会

アーカイブのみ

馬六苦記紀図(バロックキキーズ)

青森県八戸市にある精神病院《青南病院》で行われていた舞踊療法の発表会の様子を撮影、編集。1980年頃から写真家の羽永光利の紹介で舞踏家の石井満隆が青南病院に通った。東京在住で頻繁に通えない石井は、練習の手本をビデオで送り、通信教育的に患者たちを指導した。精神病院という特異な場所という理由もあり、発表会は関係者のみの公演となったという。小道具や衣装、メイクなども石井や病院スタッフ等で行った。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
鈴木真理子
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演年
1981年
上演情報
青南病院(青森県)
出演者・
スタッフ
構成・プロデウス
千葉 元(青南病院院長)
演出
舞踊療法指導部門(青南病院)
指導
石井 満隆
撮影
高橋 等
その他
1981年2月にビデオにより記録された。60名が出演。
『馬六苦記紀』では「舞踊療法」とクレジットされているが、後の発表会『滅多漏法図』の映像では「舞踏療法」とクレジットされている。

上演団体情報

1959年に青森県八戸に県内で初めて創設された精神病院。初代院長の千葉元は、生活の場そのものが癒しであり治療であるべきとの信念から、農業などの「作業療法」だけでなく、陶芸や彫刻制作を通した「芸術療法」、石井満隆や宇野萬ら舞踏家と共に行った「舞踏療法」等を実践、精神科リハビリテーションの草分け的な取り組みを行った。その様子は、1975年から青南病院に通った写真家・羽永光利の写真による『砂丘への足跡 Seinan Dr.Chiba and Art Therapy』(1985年、千葉元追悼刊行委員会刊)に詳しい。

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