マーサ・グレアムの舞台美術も手がけていた彫刻家、イサム・ノグチの展覧会「Noguchi’s Imaginary Landscapes」会場での公演。展覧会が巡回する各地の美術館でも上演された。ノグチがパフォーマンスのために用意した「Variable Landscape」と名付けた場で、6人のダンサーが固定されていない木材等を身体表現により動かしたり空間を変えたりして演じる。紙のランプやタタミ、ショウジなど、日本の生活にある美を取り入れたイサムノグチの作品とのコラボレーション。
ケイ・タケイ率いるニューヨークを拠点としたダンス・カンパニー。ケイ・タケイのニューヨークデビューとなる作品「LIGHT」(1969年)に参加した、方向性を同じくする多国籍の仲間とケイ・タケイが1975年に設立、イサム・ノグチの展覧会会場で踊るなど、アメリカ合衆国60都市と17の国で公演を重ねた。ケイ・タケイは1992年に帰国し、「ケイ・タケイ’sムービングアース・オリエントスフィア」を結成、「LIGHT」シリーズを継続している。
ケイ・タケイは1969年「LIGHT, Part 1」にてNYデビューを果たし、以来、LIGHTシリーズとして2022年12月までにPart 54まで発表。ソロの章もあれば大人数での章もあり、ひとつひとつの章は独立しているが、つながりあって大きなひとつの「LIGHT」を成している。「LIGHT Part 5」は、1972年11月、ニューヨークのダンス・シアター・ワークショップにて初演。映像は199
ケイ・タケイは1969年にザ・ナショナル・シェイクスピア・カンパニーの本拠地であるキュビクロ劇場で「LIGHT, Part 1」を初演し、ニューヨークデビューを果たした。同年、同じ劇場で「ランチ」を発表。それから6年後、「ランチ」の後ということで、「アフターランチ」を発表した。