樋口一葉の小説「にごりえ」のヒロインお力を軸に、「大つごもり」、「十三夜」、「われから」という樋口一葉の4作品に登場する女たちの悲しみを描く。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
[新しい日本オペラの創造と普及]を目的に掲げ、1971年に創立されました。母体となったのは、東京芸術大学内で1965年から12年間にわたって活動が続いた学生たちのサークル「こんにゃく体操クラブ」です。このクラブでは、故宮川睦子氏(元東京芸術大学名誉教授)指導のもと、身体訓練と演技の基礎訓練が行われました。「こんにゃく体操クラブ」出身者たちにより、自国語のオペラ作品をレパートリーとし、恒常的にオペラを上演する専門のオペラ劇団としてオペラシアターこんにゃく座は設立され、現在にいたります。
加藤直書きおろし台本によるこんにゃく座オリジナル・オペラ。ボクの自分探しという主題を軸に、旅する歌う民、さすらう芸能集団をテーマとして描いている。
1992年の初演以来、毎年公演を重ねているこんにゃく座の代表作のひとつ。初演。おとなからこどもまで楽しめるオペラとして、世代を超えて親しまれている。わがままな女王の気まぐれからはじまった かごいっぱいの金貨につられたマツユキ草探しむりやり冬の森へ行かされた〈むすめ〉が出会ったのは 〈時間〉をつかさどる自然のまもり手一月から十二月まで 十二人の〈月の精〉たちだった 「もえろ もえろ あざやかに」月た
こんにゃく座が初めて挑んだ日本近代文学のオペラ化。1996年から2000年まで全国の高等学校などで旅公演をおこなった。2012年にはこんにゃく座創立40周年記念公演として再演した。
戦乱の最中 領主夫人に置き去りにされた世継ぎの赤ん坊を道連れに女中のグルシェは北の山国に逃げ延びる だが戦乱は収まり彼女は法廷に立たされた世に名高い白墨の輪の裁判の成りゆきは……それまで主に民話を元にしたオペラを上演してきていたこんにゃく座が、初めてブレヒトに挑戦したエポック的作品。再演。