アーサ・ミラーのアメリカ演劇史上最高の傑作。平凡なセールスマンの悲劇を過去と現在を巧みに交叉させながら描いた作品。
この録画は巡演前の舞台稽古として日大芸術学部の講堂で上演したものを収録。
1963年翻訳者であり評論家である福田恆存のもとに集い(財)現代演劇協会を創立。附属劇団「雲」「欅」。1976年2劇団を統合。「劇団昴」を結成。古典劇、海外の現代劇、近年国内の創作劇まで活動広げる。2013年(財)現代演劇協会解散 一般社団法人劇団昴として活動継続
かみ合わない言葉と触れ合わない心。愛する気持ちさえ空回りする。死ぬことよりも生きることこそが悲劇という非情な時の流れの中に、人生は平凡だけれど単純ではない・・・というチェーホフが描く真実。英国よりW.ギャスキル氏を招聘。
舞台は20世紀初頭ロシアの貧民街にある木賃宿。そこに巣くう泥棒、アル中の役者、巡礼者、男爵、靴屋、帽子屋、浮浪者の群れ。一つの殺人が浮き彫りにしていく裏切り、苦悩。そして人々のしたたかな姿。今日も酒をあおり、歌でやり過ごす一日が暮れていく。
シャークスピア4大悲劇としてあげられる本作である。正義という名の下に復讐劇を演じながら世界の都市を彷徨うハムレット。偽りの狂気で罪なき人をも死に追いやり、他人の姿に己れの姿を写し見て閉塞、苦悩する。
ジョン・スタインベック原作の小説をフランク・ギャラ―ティが脚色本邦初演。1930年代に発生した干ばつと砂嵐を契機に、故郷オクラホマを追われ、カルフォルニアに移っていった貧困農民層の一族の逆境と不屈の物語。