演劇

はみだし劇場特別公演 野外劇

アーカイブのみ

かなかぬち-ちちのみの父はいまさず-

演劇

はみだし劇場特別公演 野外劇

アーカイブのみ

かなかぬち-ちちのみの父はいまさず-

はみだし劇場は1971年旗揚げ以来[土の上での芝居][祭りとしての芝居]にこだわり、遥かシルクロード放浪から全国各地にてひたすら野外劇、テント小屋掛芝居を貫き、今・・・熊野へ。そして横浜本牧へと駒を進める。この作品は熊野新宮市出身の芥川賞作家・中上健次の処女戯曲だ。物語は太古の歴史より聖と俗とがせめぎ合う熊野を舞台に、親と子、姉弟へと流れる血の運命、生と死を遠く南北朝のの時代において”かなかぬち”と呼ばれる男を首領とする山賊集団と、全国を流浪する芸能集団の民、その”かなかぬち”を仇と狙う姉弟の復習のドラマであり、金属神を主題とした大スペクタル野外劇である。・・・・月明かりの中に松明が燃え、戦乱の炎が上がる。今、歴史の地・熊野に新しい伝説が生まれる。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
有限会社椿組
収録日
1986/8/2(Sat)
権利処理状況
アーカイブのみ
上演分数
110分

作品情報

上演情報
1986/8/1(Fri)~1986/8/3(Sun)横浜本牧(神奈川県)
出演者・
スタッフ
かなかぬち
外波山 文明(はみだし劇場)
石男
鈴木 幸嗣
人形使い
沢田 幻士
山賊
伊藤 誠一
座長
諏訪 優
芸能一座座員
嶋 幸子
芸能一座座員
門司 実
脚本
中上 健次
照明
沖野 隆一
音楽監督
石塚 俊明
衣裳・小道具
絵魯洲
振付
風美 光
振付
トキ
能指導
清水 寛
イラスト
黒田 征太郎
制作
美田 健次
その他
この作品は熊野新宮市出身の芥川賞作家・中上健次の残した唯一の戯曲。1986年熊野本宮大社跡地・大斎原で繰り広げられた野外劇上演の後、横浜本牧に場所を移し上演した大スペクタクル野外劇です。
(本映像は当時、8mmカメラで収録したものを編集した作品です。)

上演団体情報

1947年信州木曽出身。76歳。20歳から演劇を始め1971年「はみだし劇場」旗揚げ。全国放浪やアジア・シルクロードなどで街頭劇や野外劇、テント芝居を仕掛ける。中上健次、立松和平らに脚本依頼して上演も。常に旬の作家との共同作業が話題となる。その後「椿組」と改名。毎年夏の花園神社野外劇は38年目になり新宿の風物詩となる。又、野外劇にとどまらずスズナリなどの劇場公演も積極的に仕掛けている。
■花園野外劇「廃墟の鯨」「贋・四谷怪談」「芙蓉咲く路地のサーガ」「貫く閃光、彼方へ」「丹下左膳’23」など。■下北沢ザ・スズナリ公演「始まりのアンティゴネ」「毒おんな」は小泉今日子出演で話題に。「かくも碧き海、風のように」「戦争童話集」連続公演など。■映画「テルマエ・ロマエ」「凶悪」「甥の一生」「必死剣・鳥刺し」「8年越しの花嫁」など。■アニメの声やテレビドラマ、CMなど多方面で活躍中。現在「椿組」を主宰。役者、プロデューサー、演出も。所属事務所はJ.CLIP

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