(フライヤーより)「ある日、私は生まれました。そして、ついてなかった。おしまい」
溜め息でバースデー・ケーキのロウソクの火を吹き消す中年アリス。と、その瞬間、一人きりのはずの部屋に、拍手と歓声が沸き起こった。これは、ワンダーランドから見放されてしまった中年アリスが、落っこちた涙の池からはい上がるための実践的セラピー。昨年、文化庁芸術祭賞を受賞した遊◎機械/全自動シアターが放つ2年ぶりの新作。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1983年、早稲田大学演劇研究会出身の白井晃、高泉淳子、吉澤耕一により結成。旗揚げ公演は1984年3月『忘れ標識、誰が僕』。2002年『クラブ・オブ・アリス』をもって解散した。
(フライヤーより)高泉淳子・伊沢磨紀 ふたり芝居
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」をモチーフにしたファンタスチックな舞台劇。
(フライヤーより)可笑しくて切なくて摩訶不思議。そんな”夢”のような世界を描いてフェリーニを思わせる「遊◎機械/全自動シアター」が、今回、更なる”夢”の世界に挑戦します。舞台は、何故か未だ幕を開けることの出来ないとあるサーカス。そこに展開するのは一座の座長の見果てぬ夢とも白昼夢ともつかない幻想的な物語。飛べない人力飛行機、渡れない綱渡り、乗れない玉乗り、そして開かない幕…。白井晃、入魂の一作。
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