(フライヤーより)トランクから出てくるのは、どこにでもあるガラクタの数々。例えば、空きビン、穴のあいたフライパン、たった1本のロープ…。でも、ちょっと、頭をひねって見方を変えれば、どれもこれも遊びの世界の主役となります。
西ドイツ・カナダ・中近東・東南アジア・アフリカなど、世界各地の子どもたちに、言葉を越える感動を与えた劇団風の子からのクリスマス・プレゼントートランク劇場☆
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1950年7月、子どものための専門劇団として創立。以来「子どものいるとこどこへでも」を合言葉に、全国を巡演。1983年より全国に地域劇団風の子を発足させる。劇団風の子北海道、劇団風の子中部、劇団風の子関西、劇団風の子九州がそれぞれ法人独立し、現在「有限会社劇団風の子」は首都圏を拠点に活動している。
世界中、人間生活のあるところ、かならず市場があり、そこにはその国の人たちの生活がいきづいています。そこには世界を知り、さまざまな国や民族の生活や文化を知り合う、かけがえのない貴重な場でもあるのです。じいっと耳をすますと、雑踏の中から、世界の珍しい話、ふしぎな話、恐ろしい話、楽しい話、悲しい話が聞こえてきます。
このお芝居にでてくる少年の名前の「セドリ」というのは、「鉄の小石」という意味です。朝鮮は、きわめて地下資源に恵まれた国ですが、朝鮮のすべての人々が、民族の愛と希望と自信を、ダイヤモンドやルビーのような希少価値の高い宝石ではなく、ごくありふれた「鉄の小石」の名前を持った少年像にこめて、このお話を育てあげたのです。
ハンスは旅から旅へのいかけ屋(なべやかまの修理屋)ですが、いかけばかりでなく、修繕ものなら何でもござれの腕前です。ある日のことです。井戸ばたで一人の娘がシクシク泣いていました。話を聞くと、主人夫婦は世にもまれなケチンボで、娘は朝から夜遅くまでこき使われ、お給金を催促すると、水車小屋の夜番に行かされるというのです。夜になると、その水車小屋には、おそろしいおばけが出るのです。それを知ったハンスは…
この作品は、児童文学者・舟崎克彦さんのすばらしい想像力の世界から生まれた「ガヤガヤムッツリ」と「まほうのパチクリ」の二冊の本から、脚色させていただきました。「ガヤガヤ」と「ムッツリ」と「パチクリ」は、そのキャラクターと欲求がはっきりちがう、身近でわかりやすい登場人物です。その三人の関係の面白さやストーリー展開の楽しさを、子どもたちの目に、耳に、心に、やさしく刺激的にお届けします。