(フライヤーより)
「京太郎の唄」
諸国との盛んな交易の歴史をもち現在も異国情緒あふれる沖縄に伝わるのは、400年の昔、本土からやってきたといわれる大和人の人形つかい〈ちょんだらー〉の物語。幕府の圧政に苦しむ沖縄に生きた人形つかいの京太郎父子。その奇想天外な物語が、いまなお「琉球」が息づく独自の音楽と舞踊を背景に、めずらしい大型人形たちによって甦り、私たちの心に幻想と感動を呼びおこします。
「遠野物語~おしらさま〜」
盲目の巫女が人形を操って語りつぎ、東北の遠野地方に今も生きつづける「おしらさま」伝説。馬と人間が共に生活を営んでいた歴史を背景に展開される、馬と長者の娘の許されない恋の行方は—。天と地、この二つの極みをさまよいつづける切ない心を、仮面や人形たちがダイナミックに演じ、妖しいまでに艶やかな世界へとあなたを誘います。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
-