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この物語は、子どもの頃に児童養護施設で育った関谷兄妹、悠太・千沙が子ども食堂を立ち上げ、自分たちの人生のなかで芽生え、抱えた苦労や苦悩、小さな幸せ、そして社会との対立や葛藤を描いた現代劇である。
原作はW.シェークスピア。 2001年にクラルテが初めて取り組んだシェークスピア作品の再演。デンマーク国王の城では真夜中に亡霊が徘徊する、という噂を確かめるため王子ハムレットが見張りに立つと、そこに現れたのは先王である亡き父の亡霊であった。亡霊は、自分を毒殺したのは自分の弟、つまりハムレットの叔父であるクローディアスであり、しかも今や妻であるガートルードを娶り国王の座まで奪ったということを告げる。
原作はミヒャエル・エンデ。劇団創立70周年記念作品として取り組む。ミヒャエル・エンデの描くファンタ―ジエンの世界観を人形劇として表現する。自分の思いのままになる本の世界の中で、本当の自分の望みや自分自身のことさへ忘れてしまう主人公バスチアン少年。バスチアンに寄り添うアトレーユと幸いの竜フッフールとの友情で元の世界に戻ることが出来たバスチアンが見つけた、本当の望みとは?
明るく陽気な弥次さん喜多さん。江戸の見世物小屋でいたずらをして大騒ぎを起こし、旅をすることになりました。旅の途中、ひょんなことから狐に恨まれることに。この狐、大変ないたずら狐。二人は何ども騙されます。かわいそうな弥次さん喜多さん、二人の旅はいつまで続くことやら・・・。
「きりしとほろ上人伝」は芥川龍之介の童話を武智鉄二の演出により浪曲人形劇にしたもので、狂言の茂山七五三が演じた「レプロボス」という身丈三丈もある無心の大男が世の中で一番偉い人に仕えようとしてたどる人生修行のお話。芥川の文学作品に浪花節の節付けをし、糸あやつり人形に人間をからませた浪曲劇は当時まったく新しいものであり、「新しい叙事詩劇の発生に道をひらいた」と評された。
(フライヤーより)KOUSKY(コウスキー)とはチェコ語でKOUSKY〈断片、部品〉の複数形。英語でなら、〈PIECES〉。そして、チェコを拠点にヨーロッパで活躍する日本人の人形劇作家・沢則行の小作品集のことです。
人形劇団ひとみ座では、1993年より20年間「ズッコケ三人組」の人形劇シリーズに取り組んできました。本作品は、2011年より全国公演を開始した、ひとみ座ズッコケシリーズの第三弾です。~あらすじ~小学六年生のハチベエ・ハカセ・モーちゃんは、ズッコケ三人組と呼ばれている。体育館裏の開かずの扉を開けてしまった三人組は、謎の鏡に光を当てることで江戸時代にタイムスリップしてしまう。そこで出会った科学者平賀源
※音楽利用の都合上、9:05~18:40は無音にしております。本作は、ろう者と聴者が協働する劇団カオニャオ(ラオス)とデフ・パペットシアター・ひとみ(日本)が、柔軟な発想と構成で新しい空間を生み出す振付家・演出家の白神ももこ(モモンガコンプレックス主宰)を迎え、人形とモノと身体による新しい創造を目指した国際共同制作作品。2018年から交流を深めてきた2劇団に、本年初めて白神氏が加わり、ラオスでの5
あるとき、ある場所で、源氏物語最後の女性「浮舟」は、語り始める。 そして、それぞれの思いを千年の世に馳せ、口を開いてゆく人形たち。 源氏の君のこと、恋のこと…。 全五十四帖の物語も、彼女たちから見れば、ただ一つの物語-。 世界最古の小説「源氏物語」を佐藤信が演出。人形美術・山口小夜子、共演・鞠谷友子など、 魅力的なコラボレーションでお届けします。
文七元結:博打好きの長兵衛が朝帰りすると、妻が娘のお久が帰ってこないと泣いている。探してみると、なんとお久は長兵衛の借金を返すために吉原に身を売っていた。もう二度と博打に手を出すまいと決心したところに川に身投げしようとする男が現れた。 綱館:頼光の臣渡辺源治綱は、悪鬼に襲われ腕を切り落とした。占いによればこの鬼が必ず腕を取り返しにくるから物忌をせよという。そこに叔母真柴が訪ねてくるが、その正体は…
原作は近松門左衛門。300年前、愛する女と一緒になるために公金を横領した男、飛脚問屋亀屋の忠兵衛は大和の国新口村から大坂に養子に来たのだった。その忠兵衛と命を懸けた逃避行をした新町の遊女梅川も生まれ育ちは京。忠兵衛は何故、切ってはならぬ封印を切ってしまったのか…。忠兵衛が逃げた先に選んだのは、新口村だったが、そこには既に捕り手が迫っていた。扉一枚隔てて、実の父親に顔を見せられぬ忠兵衛。知人の機転で
夕暮れ時。怪しげな黒猫に誘われ、くろぐろとした「かくれ山」の奥深く迷い込んだ少年ナオ。そこは時間の流れからはずれた妖怪たちの住む魔界だった。天狗、赤鬼、山姥。そして子どもを猫の姿に変えてしまう恐ろしい猫婦人・・・小さなネズミに励まされ、ナオは子ども達を救い出す事ができるのか?
(フライヤーより抜粋)「おーい、人形劇がはじまるよ~!集まっておいで!」みんなが集まれば、その場で人形劇のはじまり、はじまり…。かわいい人形たちが話しかけてきたり、一緒にお芝居したり、みんなと友達になっちゃう!
時は封建時代。「白鷲城」の異名をもつ美しき姫路城の天守第五重。ここは、人間が足を踏み入れれば決して生きて帰れぬ、魔界の者たちの棲み家。ここに棲む天守夫人富姫のもとへ、猪苗代より生首を手土産に亀ヶ城の亀姫が朱の盤坊ら眷族をひきつれて訪れる。富姫はその返礼に姫路城城主・播磨守ご自慢の純白の鷹をおびきよせ亀姫に持たせた。鷹をそらした責を問われた図書之助は切腹のかわりに唯一人第五重にむかう。二度と踏みいれ
(フライヤーより)人形劇王国チェコ発 ヘンテカッコイイお芝居+音のパティシエが奏でる極上音楽
小さい頃からぐうたらで、酒を飲んでばかりのトホホな放蕩息子・ジュジュマン。ある日、とびきりウマーいやし酒を造るヤシオーが死んじゃった。そのヤシオーに会いにいくため、森と夜と奇々怪々な世界へ足を踏み入れ、困難に向き合いながらも歩き出す。自分と出会い、未知なる道ゆく旅路の果ては、一体何処に辿り着くだろう?生と死と、人と精霊、この世とあの世、森と夜と世界の果てへの冒険劇!
“逃げる少年”しんとくまるが覗きみる、崩れゆく世界。常磐津弾き語り=聴覚vs人形・マイム=視覚という異なった感覚の相乗と対立。この二つの感覚は協調のみならず常に葛藤し格闘し合うのである。マイムと人形の演技には、かつての実験活動の場であったオブジェクトパフォーマンスシアターの「動く現代美術」と評された心象風景をオブジェで描く手法を取り込み、伝統芸能の構造に添いながらも大胆な変革を試みる。(故木村繁談
(フライヤーより)「人形劇=子どものためのもの」という概念から「人形劇」を開放し、「オブジェクトシアター」という名のもとで、人形劇の新しい可能性を考えてみることにしました。今回は、伝統的なそして珍しい人形操作方法を継承する八王子車人形「西川古柳座」と、人形とパントマイムを融合させた不思議な劇空間をつくる「銀猫商会」に、共通のテーマ<旅>と共通の舞台空間<完全円形>を与え、オムニバス形式で作品を構成
幼くして母を亡くしたちさとは、姉のいましめを破り、つつじの咲く山へ遊びにいきます。ちさとは毒虫に刺されて顔が腫れ、姉が探しにきますが見間違えます。ちさとは隠れ里に迷い込み、亡くなった母によく似た美しい女に逢い、女は子守唄を歌ってくれます...。
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たまごのような3きょうだい。パッパとピッピとプップ。ピッピはパッパのまねをして、プップはピッピのまねをする。3きょうだいはいつもいっしょ。いつもなかよし♪
おじいさんとおばあさんの可愛がっていたボールのフリーチェクが、悪者の凧のムラークにさらわれた。2人は手廻しオルガンと太鼓を打ちならし凧のムラークに立ち向かうのですが…。
(フライヤーより)ドイツは古くから人形劇の宝庫。長い歴史の流れの中で育まれ、芸術的にも高度に洗練されたさまざまな形式の人形劇が、こどもから大人まで、広く親しまれてきました。この夏休み、そのドイツ人形劇の第一人者ウルリッヒ・トロイによるベルリン人形劇場が初来日します。国際的にも高く評価されている珠玉の名舞台。
原作は近松門左衛門。『女殺油地獄』は、1973年劇団創立25周年時に吉田清治が脚色・演出・人形美術を担当した劇団初の近松作品である。それから45年以上の時を経て、ふじたあさや氏を演出に迎えて再演した。人形の首(かしら)のほとんどを1973年初演及び1987年再演時のものを用いた。原作者近松の時代にはたった一度しか公演が打たれなかった作品が、現代になって舞台・映画他様々なジャンルで取り上げられている
(フライヤーより抜粋)テュービンゲン人形劇団は、人形劇と他の芸術との境界線上にその活動の中心をおき、伝統的な人形劇のほかに、オブジェクトシアターやマテリアルシアターなどの分野も、演技、造形、音楽の要素と同様に取り入れて、新しい演劇の形を模索している。つまり行き詰った人形劇の分野から離れ、作品毎に新しい道を模索し、新たな形式、新たな問題提起を試みているのである。
セロ弾きのゴーシュ・注文の多い料理店・やまなし・・・どれも宮沢賢治の有名な童話です。東北岩手に生まれ、どうしたら人は幸せになれるのかを考えつづけた賢治の世界が、不思議なカバンから生まれます。
大阪淡路町の飛脚屋、亀屋妙関の養子「忠兵衛」は、新町の遊女「梅川」に恋をする。 忠兵衛は梅川を身請けしようと、その手付金五十両を丹波屋「八右衛門」に借り、後は借金の工面をいかがしようかと思案していると、その八右衛門が梅川に横恋慕してしまう。 忠兵衛の陰口をたたく八右衛門の姿にカッとなった忠兵衛は死罪を承知で武家屋敷に届けるはずの金三百両の封印を切り、その場で梅川を身請けしてしまうのだった。
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1948年夏、広島。3年前の原爆により目の前で父を亡くした美津江は、幸せ人なることを自分に禁じて生きていた。そんな彼女の前に、父が現れ・・・人形劇ならではの斬新な手法で、井上ひさしの名作戯曲をお届けします。
王さまが好きなものはタマゴ、嫌いなものはタマゴのほか全部。朝から晩まで時間にしばられて窮屈な毎日。王さまは自由になりたくて逃げだすのですが、博士の発明した「王さま発見機」で何処に隠れても見つけられてしまう。そこに魔法使いのチョモチョモが現れて王さまを眠らせてしまう。王さまが目を覚まさないので大臣と博士は強力な注射をすると…。魔法と注射がぶつかって、なんと王さまが二人に!一人は透明人間の王さま、もう
(フライヤーより)キミならどのあかずきんにする?
狸と人間と天狗が三つ巴で暮らす現代京都。狸の名門・下鴨家の三男・矢三郎は、天狗や人間にちょっかいを出しては愉快に暮らしていた。ある日、老天狗・赤玉先生の跡継ぎたる“二代目”が英国より帰朝すると、平和な街の気配は一変。矢三郎たち四兄弟は阿呆の誇りを胸に、それぞれの信条を、愛する者たちを、守り抜くことが出来るのか?人形劇と浪曲で贈る、狸と天狗と人間の三つ巴森羅万象エンターテイメント!
近松門左衛門原作の人形浄瑠璃を現代人形劇として全段取り組む。劇団創立40周年記念作品として上演。国立文楽劇場の舞台機能を駆使しようと演出された。劇団の役者総出演の作品でもある。資料は、1989年3月26日にNHK芸術劇場にて放映されたもの。
(フライヤーより)愉快で不気味、かつ優雅
記憶の悪いロボットの「ボロ」は世界のいろいろな場所で仕事をしながら女の子を探している。スクラップ場で「ワタシ」に発掘された彼は自分の過去を話し始める。
(フライヤーより)チェコを拠点に活躍する 人形作家・沢則行の小品集《KOUSKY》新作に加えて、今回はジャズ、ポップスヴァイオリンの第一人者・中西俊博とのコラボレーション。2003年4月、世界初の不思議空間が青山円形劇場にあらわれる!
等身大の人形たちと、14名の人形遣いが演じる、シェイクスピア不朽の悲劇。人形劇団ひとみ座創立40周年記念で制作され、以降幾度となく再演されたひとみ座の代表作。~あらすじ~ブリテンの老王リアは、退位して三人の娘たちに国を分け与えることにする。甘い言葉を並べ豊かな土地を手にする長女ゴネリルと次女リーガン。一方、末娘のコーディリアは、口先だけの甘言を嫌い本心しか言わない。リアは立腹し末娘を勘当するが、そ
サハラ砂漠に不時着した飛行機の操縦士の「ぼく」は、家ほどの大きさしかない惑星からやってきた少年と出会う。小さな星の「王子さま」に大切なことを教わる物語。
…の手触り
人と、人ではない、人の形をしたものの物語。沼津ラクーン8階という、街を一望出来る廃墟のような空間全体を舞台とし、この作品のために作られたチェロソナタの生演奏とともに、長井望美の人形とダンサーの安岡あこが出会い、言葉を交わさず、触れずに心を通わせるパフォーマンス。演出は目黒陽介。
古代メソポタミアの英雄ギルガメシュ王と親友エンキドゥの壮大な冒険物語が、躍動感あふれる祝祭音楽劇に。世界的人形劇師・沢則行氏とのタッグで、巨大な森の守り手フンババが駿府城公園に現れる!フランス国立ケ・ブランリー美術館からの委嘱を受け、宮城聰がSPAC俳優陣と取り組む新作は、古代メソポタミアの冒険物語『ギルガメシュ叙事詩』。粘土板にくさび形文字で刻まれた古代文明の象徴にして現存する世界最古の文学作品
魔法の森で旅の商人パナールは野獣が住むと言われる館の庭に迷い込み、末娘のベルのために薔薇を一輪手折る。そこへ館の主である野獣ベトウが現れた。「その薔薇と引き替えにベルという娘をひとりで来させること」フランスの童話作家J・L・ド・ボーモンによって18世紀に描かれた奇跡の物語を人形劇作品として皆様にお贈りします。
(フライヤーより)今回「エレクトラ」の舞台に登場するのは5つの仮面とそれを操る黒衣に身を纏った一人の人間だけです。また、会場である青山円形劇場を、古代ギリシアの円形劇場にみたて、観る者を時間と空間の彼方の伝説の世界へと導きます。
佐藤信演出、結城美栄子の人形デザインをもって“結城座20世紀最後の落書き”に挑戦した。元お風呂屋さんのギャラリーで、初演よりほぼ100年後にデタラメ芝居、「ユビュ王」が蘇る。 ユビュ親父は妻のユビュおっ母にそそのかされてボルデュール大尉と結託してポーランド王を暗殺する。王位についたユヴュは貴族、役人、農民を殺し、ことごとく税金を課し、すべてのお金を独り占めしてボルデュール大尉まで投獄してしまう―。
黒ねこのルドルフは、ひょんな事で乗ったトラックで、遠い遠い町、東京へ。ひとりぼっちになったルドルフは、ボスねこのイッパイアッテナに出会った。イッパイアッテナは文字が書けて、色んなことを知っていて、しかも人間との付き合いがうまい、とてもすごい野良ねこ。ルドルフはイッパイアッテナから、野良ねことしての生き方や、文字の読み書き、知ることの大切さを学び成長していく。そしていつしか友情が芽生え……。ルドルフ
「わたしは城の桜姫、世界で一番美しい。雪と競うても花と競うても負けはせぬ。」そんな姫が京の都から訪れた三条の宮のもとに嫁ぐことになった。思い立ったら矢も盾も、人の言葉に耳貸さず、冬のさなかのお興し入れ、鬼住むという鬼きり峠、雪降りしきる峠道……「雪崩だぁーっ」共の者たちの悲鳴の中、姫は雪にのまれて……夢うつつに男の背で聞く言葉「人と思えば人となり、鬼と思えば鬼となる。すべてはお前の心次第だな」気が
時は現代、少年は15才。ある日、行き場のない思いが爆発し事件を起こす。少年は自転車に乗り、ただひたすら国道を北に走る。突然、奇妙な美術館が現れる。道化の手招きで引き寄せられるように、その中に入ってしまう少年。館内にはオブジェや絵、その中に一枚のオルフェウスの肖像画。食い入るように見つめていた少年はみるみる額縁の中へ吸い込まれ、ついにはオルフェウスの身体に溶け込み、3000年前にタイムスリップする。
(フライヤーより)開演のベルが鳴り終わると、人形たちは自由に動きだし、さまざまな表情をみせながら、楽しく会話を交わし始めます。今年の人形劇カーニバルでは、そんな人形たちの動きと会話の妙を楽しんでもらおうと「台詞のない芝居」と「台詞のある芝居」をご用意しました。
小学5年生の陣平の夢は「漫才の星」になること。その夢に向かって、今日も相方の哲平と漫才の練習に励んでいた。 が、その哲平が「兄の間平とコンビを組みたい」と言い出し、コンビを解消することになってしまう。 相方を失った陣平は、あまり仲の良くないブチにツッコミの才能を見い出し、嫌がるブチをあの手この手で説得する。ようやく新コンビを結成し、いよいよ目指す漫才コンクールが近づいたある日、今度は哲平に大事なネ
近松門左衛門の時代浄瑠璃がいま蘇る!豪傑 佳人 武将 仙人 悪漢 入り乱れて 中国大陸と日本 元禄と平成を繋ぐ 勇壮な祭りが始まる
争いが蔓延する世界を救うため、はるか遠い天竺まで経文を取りに行く唐の僧侶、玄奘三蔵。五行山に閉じ込められていた孫悟空は三蔵法師に助け出され、ともに天竺を目指す旅へ出ます。猪八戒、沙悟浄も三蔵法師の弟子となり、行く手をさえぎる妖怪たちや過酷な自然と闘いながら旅はさらに続きます。ついに一行は天竺へたどり着き、経文を受け取る事ができました。猪八戒、沙悟浄は天上界へ帰って行き、一人残された悟空は…。
原作は馬場のぼる氏の『11ぴきのねこ』シリーズの同題名の絵本。ある日、11ぴきのねこたちの前に水玉模様のねこが現れます。雨も降ってないのに傘をさし長靴をはく“へんなねこ”を追跡した11ぴきのねこたちは、へんてこなものを発見します。それは、“へんなねこ”が宇宙から乗ってきた宇宙船だったのです。
結城座旗揚げ385周年記念公演の第三弾として、三代目両川船遊が40年来温めてきた 企画であるフランツ・カフカの名作「変身」を上演。脚本・演出には、劇団 温泉ドラゴン代表・演出家として、人間の本質に迫る骨太で重厚な舞台を創造する現代演劇の牽引者の一人シライケイタ氏を迎え、人形デザインには若手油絵画家の谷原菜子氏を起用しました。谷原氏の特異な表現はカフカ作品の不条理な世界と響き合います。
五歳の時に母親と生き別れ、父親を失い天涯孤独の身でやくざ者となった番場の忠太郎。江戸まで来て、柳橋の料亭で女将をしている女性が自分の母親・おはまだと知る。しかし突然現れた忠太郎におはまは、どうせ金目当てのヤクザな渡世人としか取り合わず、息子は死んだと必死にすがりつく忠太郎を無常に突き放した。忠太郎は落胆して去る。目を閉じれば優しい母親の姿が瞼に浮かぶ…。
1969年に唐十郎が鈴木忠志の早稲田小劇場のために書いた作品を佐藤信が演出し、糸あやつり人形芝居として上演。結城座では1974年の初演から繰り返し再演されている。
(フライヤーより)ココロがやわらか不思議にうごきだす
森に仲の良い「のねずみ」の家族が住んでいました。おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんと10ぴきの兄弟たち、合わせて14ひきの大家族。そんな「のねずみ」の住んでいる森へ、とうとう開発の手が伸びてきました。しかたなく、追われるように森の奥へと新たな住み家を探し求め、移動していく野ねずみたち。がけを登り、坂を下り、川を渡って、滝のところでひとやすみ。シダやクマザサをくぐって進んでいると物音
天竺を目指し旅する高丘親王が出会う数々の不思議な体験を描く幻想奇譚。澁澤龍彦の集大成といわれる遺作小説を原作に、時間錯誤、空間錯誤などさまざまなテーマが溢れ絡み合う世界で存在性や生と死を見つめる。伝説的舞台「平太郎化物日記」に続くITOプロジェクトと天野天街との共同創作2作目は、糸あやつりでしか成し得ない舞台芸術表現の不可能性へさらなる挑戦を果たした。2018年初演、2019年の再演を経た4年ぶり
劇団創立60周年記念作品。2008年~2017年にわたり、全国各地でその地域のこどもたちで編成された合唱団と共演する。数ある手塚治虫作品『火の鳥』シリーズから、黎明編に登場する少年ナギを主人公とした。戦争の連鎖を断ち切り争いのない平和な地を求めるナギの決意が合唱団の歌声の乗って観る者に迫ります。映像は、クラルテ創立65周年事業と西宮くぐつ座の創立20周年記念として公演したものです。西宮火の鳥子ども
―やそすけの撥が雪をんなを舞わせる―三味の音と和紙人形の織りなす「雪をんな」。切れやすく、破れやすい“ゆき”と“巳之吉”の話を、三味線やそすけの糸にのせ、和紙の人形が舞い綴ります。文楽のようで文楽ではない舞台。眼鼻の無い和紙の人形の表情は、皆さまの想像力で補ってご覧ください。
僕たち”bit(ビット)”はゴミ捨て場で働くミニロボだ。どんな大きなゴミも僕らの一口にかかれば、イチコロさ。ガジガジガジガジ!今日も景気よくガラクタをぶっ壊してたら、「痛い!」中から、戦争用ロボが出てきた。やばい。