(フライヤーより)
詩、マイム、音楽、そして舞踏、現代の吟遊詩人による中世・ルネッサンスのパフォーマンス。
いま世界的に古楽が見直され、静かなブームをまきおこしています。リコーダーやリュートの演奏がひんぱんに催され、オリジナル楽曲によるバロック音楽の演奏も盛んです。そんな古楽ブームの中で注目を集めているのがフランスから来日するユニークな古楽グループ<ミクロロゴス>。
<ミクロロゴス>は5人からなる古楽アンサンブルで、主宰者マルク・タレを中心に、1983年3月にムジカ・フィクタを前身として新たに結成されました。彼らは中世とルネッサンスの音楽を通して、それらの時代のディヴェルティスマン(気晴らし)の内にあった親密さと祝祭性の精髄を再発見することを意図しています。できるだけ当時のままの響きの世界を復元することを心掛け、そのため古楽器を使用し、また当時行われていた通りに音楽のスペクタクルを演出するという目的のために、時にはプレイヤヘッド詩派の伝統に基づいて、ヴィヨン、ロンサールなどの詩が伴奏付で朗読され、身振り、パントマイム、ひいては舞踏が加わります。1984年6月に初来日し、その公演は各地で大きな話題を呼びました。今回はメンバーにヴァイオリン・レベック奏者を加え、さらに興味深いプログラムによる充実したパフォーマンスが期待されます。衣裳は専門家が中世・ルネッサンス期の貴族・僧侶・道化などから自由に発想を得て象徴的にデザインしたものを着用します。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
国際児童年(1979年)を記念し、厚生省が計画、建設した児童のための総合施設で、1985年11月に開館、2015年3月に閉館した。演劇・音楽・舞踊の各分野において児童・青少年の文化の向上のための公演や普及プログラム、世界の多様な文化芸術との交流等を通して、日本の舞台芸術創造活動が活性化する事を目的とした自主事業を行った。話題性や注目度の高い企画、作品を制作し発表して、舞台芸術の各分野で旗印的な公演を行うことで演劇・音楽・舞踊の各分野の活性化に貢献した。
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(フライヤーより)一年のしめくくりにはこの笑顔。そう、ショートショートのお芝居とファンタスティックな音楽でつづる不思議の国のレストラン「ア・ラ・カルト」。選りすぐりのメニューを胸いっぱいに食べながら、今年もいろいろあったよなとか、来年も(は?)いいことありますようにとか、そんなことを少しシミジミ思っちゃいましょうか?
(フライヤーより)まよなかの台所でのおはなしです。スイス生まれのカッコー時計「カッコー男爵」じいさんは、ちかごろめっきりとしをとって、むかしのような、いい声が出なくなってしまいました。ともだちのシオとコショウが、たすけてやろうとしますが、どうすることもできません。3人がこまっているとき、人間のかたちをしたクッキーを見つけました。でも、そのクッキーは、まだ顔がなくて、できあがっていません。3人はその
若手バレエダンサーを中心としたガラ公演の第15回目である。公演の副題は「ラストコンサート」。1986年から毎年開催されてきた青山バレエフェスティバルは、第15回でいったん終止符を打つこととなった。そもそも国際的バレエコンクールで入賞を果たした若手バレエダンサーを中心としたフェスティバルであり、古典作品からの抜粋上演が多かったが、回を重ねていくうちに創作作品の上演も増え、また海外からのコンテンポラリ