世間を震撼させた千葉県連続不審死事件の犯人が逮捕された。
容疑者・清水謡子は5件の殺人容疑で起訴され、マスコミと世間の注目を集めたが、本人は一貫して容疑を否認している。
『週間 明朝』もまた、多くの週刊誌と同じく清水に注目していた。他者を出し抜き、なんとしても清水と接点を持ちたい『週間 明朝』の編集長は、記者・実方融を清水と獄中結婚させてしまおうと目論むが、清水は出版社との面会の一切を拒否していたため、面会に向かった実方は門前払いされてしまう。
なし崩しに清水と面会することは難しいと判断した実方は、清水が大学時代、日本文学を専攻していたことに目をつけ、平安時代の和歌を綴った手紙を送る。清水もこれに呼応するように和歌を送り返し、平安時代然とした奇妙な文通が始まる。
当初、取材目的であった和歌のやり取りの中で、次第に実方は清水に心惹かれていく。
観劇三昧に会員登録した方に、サブスクで視聴が可能
2029/1/31まで
堀越涼が作・演出を務める劇団。
2012年に花組芝居の俳優・堀越涼が
旗揚げした演劇ユニット。
歌舞伎、能、浄瑠璃など、様々な日本の
古典芸能を基礎とし、古典のエッセンスを
盗み現代劇の中に昇華することと、
現代人の感覚で古典演劇を再構築する
ことの、両面から創作活動を行っている。
全ての作品で、日本人特有の感覚や美意識を作品作りのテーマとしている。
また、歌舞伎の下座音楽や落語の囃子に影響を受け、劇中音楽が全て生演奏であることも特徴の一つ。