傅之会
10年間の活動の集大成として、秘曲「狸腹鼓」を千五郎・茂の兄弟で上演。茂山千五郎家の「狸腹鼓」は、江戸末に井伊直弼が改作したもので、他家に伝わる同名曲とは内容が異なります。この「狸腹鼓」をメインに、次世代を担う若手が重要な役どころを勤めます。
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傅之会(かしずきのかい)は十四世茂山千五郎と、弟の茂山茂が企画する狂言会。「傅く」とは「育み育てる」の意。先人達から受け継いだ自らの舞台を育み、次世代を育てることを目的として活動。10回を迎える今回は、京都にて秘曲「狸腹鼓」を、東京にて大曲「花子」を上演する。
10年間の活動の集大成として、歌舞伎の「身替わり座禅」の元曲でも有る大曲「花子」のシテを茂山茂が勤める。女房を茂山千五郎。そしてゲストに大藏教義氏を迎え、太郎冠者を勤めていただく。その他、千五郎・千之丞にて「狐塚」、時代を担う若手で「蟹山伏」「土筆」を上演。