旧約聖書に登場する「バベルの塔」では同じ言葉を話す人々が知恵を出し合い、人類が団結できる一つの象徴 "ジッグラト"(高い塔)を皆でつくろうと語られている。
だが、完成間近になると、雲の上から大きな力が降り注ぎ、一つだった言語がバラバラとなる。意思疎通が出来なくなった人々は、世界各地に離散し、今の世界が出来上がっていったそう。
そんな物語を和楽器、舞踊、演劇を使って再創造する。
2017年7月、同世代の和楽器奏者が気兼ねなく集まれる"場”として発足。
会名は、江戸時代に火消し達が自らの所在を示すために使用していた「纏」に由来し、ここでいう「纏」とは各自が背負う所属団体のことをいう。
和楽器をはじめ、和の文化に携わる「纏人(まといびと)」達が、演奏だけではない場において、多様な交流を行うことを目的としており、シンボルマークにはそれぞれが大切に掲げてきた「纏」をそっと持ちより、新たな交わりが生まれる場であり続けたいという想いが込められている。