「マラソン大会をボイコットする」
はしらなければ、きっとかっこいい。
周りの流れに身を任せず、はしらないつもりだった。
時間は過ぎて、高校の同窓会。あの日あのとき、なんだかんだ言ってはしりきってしまった自分を止めるため、いくつもの「ありえたかもしれない」世界線をうろちょろ駆け回る。
「わかっちゃいるけどやめられない」を号令に「だらしなさ」をどこまでもストイックに描く劇団スポーツの青春似非SF群像劇。
2016年に旗揚げ。メンバーは脚本・演出・俳優・宣伝美術担当の内田倭史、脚本・演出・俳優の田島実紘、プリセット確認担当・俳優の竹内蓮。
劇団名は俳優が脚本の向こうに飛び越えて遊ぶことを【スポーツ】としたことに由来する。変化を恐れ安定を求めてしまう人間の無意識的な弱さを可笑しみを持って描くコメディを創作し、新たな一歩を踏み出す勇気が持てない人の傍にそっと寄り添う作品づくりを目指している。
人里離れた山奥で父と二人きりで育った優太。ある日鹿を追っているとひょんなことから西新宿のオフィス街に紛れ込んでしまう。初めて出会う父以外の人間たち。父に教えられたのは「ひとには正直に」その1点のみ。山で育った優太はそのたくましい筋肉と、独特の狩猟ジョークで一躍人気者に。未亡人からのお誘い、巻き起こる不倫殺人、最初で最後のカップラーメン。劇団スポーツがお送りする、サバイバルビジネスコメディ!
過去に対する後悔と向き合い、新たな人生を生き直すことはできるのか?すべての人に贈る人間賛歌!あり得たかもしれない世界を求めて、過去をやり直していく。後悔を引きずり続けるぼくたちの、戻れない過去を丸ごと一からやり直す《青春記憶改竄コメディ》
パワハラが起きてしまった劇団の稽古場とアルバイト先の往復で疲れ切ってしまった青年を主人公に、どうすればそんな厳しい毎日から抜け出すことができるのかを描いた「ハラスメント・コメディ」