奥能登国際芸術祭2023
奥能登国際芸術祭2023
劇団三毛猫座と木彫作家・熊田悠夢によるコラボレート作品。
ただそこに在る、ひとつの木箱。中には「蜃」が眠っている。
「曰く、蜃とは大蛤なり。海上に気を吹きて楼閣城市の形を成す」
箱の中は見えない、触れられない。 しかし、そこに在ると思えば、在る。
想像力を豊かに、見えない木箱の中をじっと見つめてみて欲しい。
いにしえからの海の記憶と、幻想的な蜃気楼に想いを馳せるパフォーマンス。
劇団三毛猫座:2015年、当時の京都市立芸術大学の学生で活動を開始。自分たちが感じている違和感を、違和感のまま作品の会話のシステムとして立ち上げ、観客と共に観察する 。演劇作品だけでなく、朗読劇や、詩的テキストを用いたパフォーマンス作品も発表。京 都を中心に活動中。
熊田悠夢:京都市立芸術大学大学院美術研究科漆工修了。自然が生みだす現象とそれに感 応し意味を問う人間との関係性について、木などを用いて作品制作を行う。