W.シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『オセロー』は、ムーア人将軍オセローが、「嫉妬」に狂わされて愛する妻デズデモーナを殺してしまう物語。この『オセロー』を、松岡和子訳に基づきながら、現代の(日本の)我々にも「聞こえる」言葉、話し方を用いる演出により立ち上げた(演出:ニシサトシ)。
あくまでも「戯曲に書かれている出来事」を、よりわかりやすく、伝わりやすく。
2024年5月に閉館が決まった、大好きなこまばアゴラ劇場で。
「滋企画」は、俳優・佐藤滋が上演したいと思う戯曲を選び、その都度、演出家・キャスト・スタッフを集めて行う企画団体。2023年3月『K2』、2024年1月『オセロー』(共にこまばアゴラ劇場)を上演。2025年3月には『ガラスの動物園』(すみだパークシアター倉)を予定。
俳優を中心とした企画公演を実施することで、「選ばれることを待つだけの立場」という俳優像を変革し、舞台芸術業界全体の活性化に繋げたい、と考えています。