先入観による視野/思考の偏りをテーマに人間を描いた。具体性にあえて重きをおかず、登場人物の観念、価値観、哲学に対しての着目を試みた。いわば「アンチ先入観」のような作品を目指しつつ、それら全てが先入観によって形成されている堂々巡りな構成に、しかしそれはあくまで副産物に見える/むしろ見えないようなリアリズム劇を創作した。
東京都と広島県を両拠点とし、都市部とローカルの芸術文化の両方を発展させていくことを目的として、2022年5月に設立。同年7月『interview』を上演。この作品にて日本演出家協会の若手演出家コンクール1次審査(映像審査)を通過。翌年11月『偽義疑戯』上演。佐藤佐吉賞にて優秀作品賞、優秀主演俳優賞、優秀助演俳優賞、優秀舞台美術賞、優秀照明賞を受賞。