KERA CROSS 第6弾
KERA CROSS 第6弾
ケラリーノ・サンドロヴィッチの過去戯曲を才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズ・KERA CROSS第6弾。
善意がもたらす悲劇。クリスマスの夜、パーティーの計画を練る兄弟。楽しい一夜になるはずが、兄弟の家に集まった人々の抱えていた「秘密」がその心を離れた時、そこから生まれてくる全ての感情が彼らを破滅へと導いていく。
ナイロン100℃で2度上演された「失う」ことを正面から描くシリアス・コメディーが、河原雅彦演出で、生まれ変わる。
俳優、ミュージシャン、クリエイターなど幅広いジャンルのマネジメントと、舞台制作、音楽制作、映像制作の3つの柱を中心に展開する芸能プロダクション。
舞台製作では企画から宣伝、運営まで一貫して自社で行い、多彩なキャスティングによって小劇場からミュージカルまで多種多様な舞台を製作している。
2008年から劇団ナイロン100℃の公演製作およびケラリーノ・サンドロヴィッチのマネジメント業務を担う。
2011年から東京・渋谷にて劇場・CBGKシブゲキ!! を運営している。
KERA・MAP『キネマと恋人』(2016、2019年)の舞台となった“梟島(ふくろうじま)”を舞台に描かれる、まったく新たなストーリー。静かで穏やかな暮らしの中で描かれる、“小津作品”への憧憬のような、KERA作品史上、“異色作”。
劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が書き下ろし。高度経済成長前夜の、パワーを内包し、どこか不穏でノスタルジックな昭和32年の東京・新宿。混沌とした時代、軽演劇の劇団「三角座」を舞台に喜劇人と彼らを取り巻く人々が織りなす、哀しくて可笑しい群像劇。
主人公タモツの母親、母の愛人、姉、娘ら家族、政府高官にある時間の調査を依頼された探偵、こごか不穏な孤児院の院長達……様々な人々との歪な関わり合い、タモツにまとわりつく不可解で不条理な出来事の連続、いつのまにか参加することになったある国際的な大会……。夢か現か、噓か誠か、混濁しながら広がる世界は全く予測不能、観客を驚愕させた。結成28年の劇団が挑む、ナンセンスの地平線を超えたナンセンス!!
同じ刻(とき)に生を受けた兄弟がいた。兄は父を愛し、弟も父を愛した。兄は母を知らず、弟も母を知らない。兄は黒闇の先に光を求め、弟は白光の中で闇を恐れた。1994年、長崎。信谷大地(風間杜夫)は、真珠の加工・販売会社を経営していた。長男・勇(松下優也)は高校卒業後、職を転々とし落ち着かない。大地は大学へ進学のため東京へ出た双子の弟・光(平間壮一)に大きな期待を寄せていた。勇は恋人・花苗(清水くるみ)
