新潟県十日町市松之山“坪野集落”に広がる1000坪の棚田、坪野集落の人々の暮らし、地域の昔話、松原東洋自身の生活をモチーフに、大江健三郎著『同時代ゲーム』『水死』から発想し生まれたトンデ空静の舞踏劇。音楽家村井祐児による敷地の提供や坪野集落の方々の協力の元、同集落で開催された「さとまつり」を手掛ける美術家岩間賢と共に、出演者13名、音楽4名、美術3名、設営などその他総勢60名の一ヶ月に渡る滞在準備を経て、2012年夏に上演された。「谷蟇(タニグク)」とは、蟇蛙(ヒキガエル)の古い呼び名。
舞踏家・振付家。大豆鼓ファームの舞踏手を経て、2006年、舞踏と音楽と美術の総合エンターテイメント集団・舞踏団トンデ空静(からしずか)を旗揚げ。また、渋さ知らズオーケストラ舞踏手としても活動する。2012年夏に企画・演出・出演した野外公演「谷蟇」(新潟県・坪野集落)は1000坪もの広大な棚田を舞台にし、800人に及ぶ動員を記録。かねてからの念願だった土地の空間、土地の歴史に由来する野外公演を実現させた。既成の劇場のみならず、面白い「場所」での公演や映像製作を手掛けている。